きょうは難民の心理社会ケアをしているアメリカの団体 CVT, Center for Victim of Torture のオフィスへ行ってきた。
そこの同業者と東京で会っていたので。
外国人心理士の役割や、ケアの実際などに、考えが重なり、うれしかった。
直接難民へ応対するのはこのヨルダンに住んでいて、またアラビア語を使うー厳密にはシリアやイラクとヨルダンのアラビア語はまったく同じではないー心理士らで、彼らへのトレーニングやスーパーバイズを英語で行っている。
成人や思春期、こども、そして女性などを分けた集団セッションを行い、また個別面接の需要も多いという。
身体化した訴えがやはり相談の入口なので(日本の災害地でもそう)、理学療法士(PT)を入れている。
作業療法士(OT)と共働して有効だったというぼくの被災地ケアでの経験を説明すると、この国にはOTはいなくて惜しいと。
イラク難民に加え、最近はシリア難民が急増していて、レイプや喪失体験などへの支援が急増しているという状況らしい。
この団体は、難民キャンプ内での活動はしていないらしく、そこから街に出て住んでいる人たちの通所センターを開設しているらしい。
ストーブや冬の衣類などを配る支援団体は多いが、自分ではお金がなくて燃料を追加して買えないという訴えは多いと。
CVTの他にはMSF(国境なき医師団)フランスがノルウエー人心理士を一人いれているだけで、難民総数が50万人ともいわれる現状ではもっともっと心理社会ケアをする体制が必要と思うと。
ただし精神科医師は処方をし服薬を勧めて現地を離れてしまうことが多いため、薬物の継続的な提供はもちろん、副作用や処方変更などに対応されず、医療へのアクセスが限定されている現地にはそぐわないという意見だった。
活動地への同行はチームで confidencialityの調整を終えてから、ということに。
++++++++++++
ぼくが住んでいるアンマンから陸続きで、しかもたった100Kmも行かない隣国シリアでは今も内戦が収まる様子を見せていない。
テレビでは悲惨な市民の犠牲のニュース報道が後を絶たない。
このヨルダンには、
40年後には干上がってしまうらしい死海や、
キリスト創世記や十字軍などの遺跡、
ペトラ遺跡、
渓流や森、砂漠や湿地などの自然保護区、
紅海に面したアカバほか、訪れたいところは少なくないし、
3月26日にはサッカーWC予選の日本戦もある・・・
でも、難民をめぐる情勢は喫緊の課題だ・・・と思った。
胸騒ぎ・・・そして気合!
そこの同業者と東京で会っていたので。
外国人心理士の役割や、ケアの実際などに、考えが重なり、うれしかった。
直接難民へ応対するのはこのヨルダンに住んでいて、またアラビア語を使うー厳密にはシリアやイラクとヨルダンのアラビア語はまったく同じではないー心理士らで、彼らへのトレーニングやスーパーバイズを英語で行っている。
成人や思春期、こども、そして女性などを分けた集団セッションを行い、また個別面接の需要も多いという。
身体化した訴えがやはり相談の入口なので(日本の災害地でもそう)、理学療法士(PT)を入れている。
作業療法士(OT)と共働して有効だったというぼくの被災地ケアでの経験を説明すると、この国にはOTはいなくて惜しいと。
イラク難民に加え、最近はシリア難民が急増していて、レイプや喪失体験などへの支援が急増しているという状況らしい。
この団体は、難民キャンプ内での活動はしていないらしく、そこから街に出て住んでいる人たちの通所センターを開設しているらしい。
ストーブや冬の衣類などを配る支援団体は多いが、自分ではお金がなくて燃料を追加して買えないという訴えは多いと。
CVTの他にはMSF(国境なき医師団)フランスがノルウエー人心理士を一人いれているだけで、難民総数が50万人ともいわれる現状ではもっともっと心理社会ケアをする体制が必要と思うと。
ただし精神科医師は処方をし服薬を勧めて現地を離れてしまうことが多いため、薬物の継続的な提供はもちろん、副作用や処方変更などに対応されず、医療へのアクセスが限定されている現地にはそぐわないという意見だった。
活動地への同行はチームで confidencialityの調整を終えてから、ということに。
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ぼくが住んでいるアンマンから陸続きで、しかもたった100Kmも行かない隣国シリアでは今も内戦が収まる様子を見せていない。
テレビでは悲惨な市民の犠牲のニュース報道が後を絶たない。
このヨルダンには、
40年後には干上がってしまうらしい死海や、
キリスト創世記や十字軍などの遺跡、
ペトラ遺跡、
渓流や森、砂漠や湿地などの自然保護区、
紅海に面したアカバほか、訪れたいところは少なくないし、
3月26日にはサッカーWC予選の日本戦もある・・・
でも、難民をめぐる情勢は喫緊の課題だ・・・と思った。
胸騒ぎ・・・そして気合!