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街の散歩…ひとりあるき

疵にした 蚊をおしながす 名句なり…『畫本柳樽』五編

2020年05月25日 | 川柳

疵にした
蚊をおしながす
名句なり

疵にした
蚊をおしながす
名句なり
※夏の月蚊を疵にして五百両 其角
 夕立や田を見めぐりの神ならば 其角


大さわぎ
ほしミせしまふ
其角が句

大さわぎ
干見世(露天)仕舞ふ
其角が句
※夕立や田を見めぐりの神ならば 其角


びつしより
ぬれて其角の
くそばうず

びつしより
濡れて其角の
くそ坊主
※夕立や田を見めぐりの神ならば 其角


吹くほどに
チヤルメロになる
やぶれがさ

吹くほどに
チヤルメロ(ラッパ状)になる
破れ傘


ふきぶりに
人間をのむ
蛇の目がさ

吹き降りに
人間を呑む
蛇の目がさ
(つぼめた傘に頭呑まれ)


夕立に
いざりぬきでを
きつてかけ

夕立に
いざり抜き手を
切って駆け
(足が不自由、手で移動)


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