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街の散歩…ひとりあるき

37 蟻ほどに千畳じきのたゝミさし『畫本柳樽』初編

2024年03月20日 | 川柳

■蟻ほどに千畳じきのたゝミさし
 蟻ほどに千畳敷の畳刺し
※江戸城最大の大広間で500畳だったというが...

■まな板をたばこの間にけづらせる
 まな板を煙草の間に削らせる
※まな板を、大工の休憩中に、削ってもらう

■あんどうでくふハ大工もしまひの日
 行灯で喰うは大工の仕舞いの日
※ふだんは明るいうちに仕事を終えて夕飯を食べる
 仕舞いの日は何かと手間取り、またご馳走にあづかったか

■子を持た大工ひとあしおそくなる
 子を持った大工一足遅くなる
※子をもつと何かと手間がかかり、現場に一足遅くなる

■土こねは手水をつかひ幣をたて
 土こねは手水を使い弊を立て
※地鎮祭か、祭壇の横に盛り砂をし御神酒をかけ、鍬をいれ、玉串をささげる
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