■蟻ほどに千畳じきのたゝミさし
蟻ほどに千畳敷の畳刺し
※江戸城最大の大広間で500畳だったというが...
■まな板をたばこの間にけづらせる
まな板を煙草の間に削らせる
※まな板を、大工の休憩中に、削ってもらう
■あんどうでくふハ大工もしまひの日
行灯で喰うは大工の仕舞いの日
※ふだんは明るいうちに仕事を終えて夕飯を食べる
仕舞いの日は何かと手間取り、またご馳走にあづかったか
■子を持た大工ひとあしおそくなる
子を持った大工一足遅くなる
※子をもつと何かと手間がかかり、現場に一足遅くなる
■土こねは手水をつかひ幣をたて
土こねは手水を使い弊を立て
※地鎮祭か、祭壇の横に盛り砂をし御神酒をかけ、鍬をいれ、玉串をささげる