matta

街の散歩…ひとりあるき

枠におどる

2013年11月14日 | 絵画・彫刻
LeicaM8.2/apo-summicron 75mm

テトラクレード 1983
Tetraclade
リチャード・M・ミラー(アメリカ)
Richard M Miller(America)

英仏独伊、ラテン語の各手持ちの小辞典、
さらには西洋古典学事典を調べたが、
このTetracladeは見あたらず。

tetraはギリシャ語で4。
mono,di,tri,tetra,penta,
hexa,hepta,octa,nona,deca
で、cladeの…eがないけど、
英語のcladがclothe の過去・過去分詞形。
複合語で(…を)着た、
(…に)覆われた(clothed)。


ということでおおよその推測だが、
「四辺に被われ」
くらいの題名なのだろうか。
四角い枠のなかにおどる…。

ま、それなら、
インドのエロスの神々が、
エロスそのものが、
壁龕(へきがん)のなかでおどっている。
その点では西洋よりもインドだなとおもう。

 

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4 コメント

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cladeの意味 でgoogle検索したら (NOAH)
2013-11-14 22:00:46
『cladeの意味』 でgoogle検索した結果

https://www.google.co.jp/search?q=clade&ie=utf-8&oe=utf-8&aq=t&rls=org.mozilla:ja:official&hl=ja&client=firefox-a#hl=ja&q=clade+%E6%84%8F%E5%91%B3&revid=1283012464&rls=org.mozilla:ja:official
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phylogenetic clade (matta)
2013-11-15 16:33:01
NOAHさん
いつもの訪問、コメント、アドバイス
ありがとうございます。

phylogenetic clade の2語で
系統発生分類(けいとうはっせいぶんるい)
…とは、これいかに?
けっきょく、
Tetracladeは造語なのでしょうね…。

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 (NOAH)
2013-11-16 04:00:54
鏡花の『春昼』に○△□と云う記号が出て来ますが
それを検索していて、
こんな記事をみました。

【□】
四角に囲まれているのは、とらわれた心である。例えば、私達は社会の常識という四角の中に囲まれて生きている。
そこで悩み、生きにくい世の中だと嘆いている。
しかし、ここから一歩、四角の外に踏み出せば禅の世界に入ることが出来る。この四角のどこでもよいのである。
禅の世界にここから入れという門はない。だからとにかく踏み出す。
すると、それが禅の入り口になる。

□→とらわれた心
返信する
○△□ (matta)
2013-11-17 09:48:39
□→とらわれた心。

そうかもしれませんね。
心とらわれたものをカンバスに描く、
カメラでいえばファインダー内で、
興味をひいたものを選択、構図をとる。

ところで、
鏡花『春昼』での白昼夢のなか、
客人が、御新姐のうす色の寝衣の上へ△□○を描く。
このときなんの説明もなかったけれど、
続編でしょうか『春昼後刻』で、
その御新姐が言ってますね。
「この丸いのが海、この三角が山、この四角いのが田圃」
「○い顔にして、 □い胴にして、△にすわっている、
今戸焼の姉様だと想えばそれでも可うございます、
袴を穿いた殿様だと思えばそれでも可いでしょう」

また建仁寺の○△□の庭にはこうありますよね。
「○△□という3つの図形は、宇宙の根源的な形態を示し、
禅宗の四大思想(地水火風)を地(□)水(○)
火(△)で、象徴したものと言われる」

ま、しかし、禅に疎いわたしには実感がわきません。
御新姐さまにくみします。
いずれにせよ、究極のシンプル…。
細部を削ってけずって最後にのこったかたち、か。
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