命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

薬剤耐性インフルエンザ株の話のコピペ

2019-11-27 00:43:10 | 薬剤耐性
薬剤耐性菌とは、薬が効きにくくなった細菌やウィルスのことを言います。
薬剤耐性インフルエンザウイルスとは、本来有効である抗インフルエンザウイルス薬が効かない、あるいは効きにくくなったウイルスのことです。 この薬剤耐性ウイルスは、インフルエンザウイルスが増殖する過程において特定の遺伝子に変異が起こることにより生じると考えられています。

 日本は世界最大の抗インフルエンザ薬使用国であります。一時期、タミフルの世界生産量の3/4:75%を国内で使用していました。残りの20%をUSAが使用していましたので、世界の使用量の95% を日本とUSAが使用しているという極端な状態でした。抗生物質も抗インフルエンザ薬も大好きな日本で、各種薬剤耐性菌が生まれるのは、当然ともいえるでしょう。

 薬剤耐性株の検出状況を迅速に把握し、自治体および医療機関に情報提供することは公衆衛生上重要です。そこで全国地方衛生研究所と国立感染症研究所では、ノイラミニダーゼ阻害薬のオセルタミビル(商品名タミフル)、ザナミビル(商品名リレンザ)、ペラミビル(商品名ラピアクタ)およびラニナミビル(商品名イナビル)、キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬のバロキサビルマルボキシル(商品名ゾフルーザ)ならびにM2阻害薬のアマンタジン(商品名シンメトレル)に対する薬剤耐性株サーベイランスを実施しています。
 
 薬剤耐性株サーベイランスは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づく施策として位置づけられた感染症発生動向調査事業として実施されており、検体の収集については感染症発生動向調査事業実施要綱に規定されている。
すなわち、都道府県が関係医師会等の協力を得て選定した病原体定点医療機関において、インフルエンザ あるいはインフルエンザ 様疾患患者から検体が採取され、インフルエンザの流行期には少なくとも週1検体、非流行期には少なくとも月1検体が地方衛生研究所に送付される。
各地方衛生研究所において検体から分離されたウイルス株は国の感染症サーベイランスシステムに登録され、登録株の約10〜15%がコンピューターで無作為抽出された後、国立感染症研究所に送付される。
国立感染症研究所では、原則として送付されたすべてのウイルス株について解析を行い、国内外に向けて随時結果を報告している。
 
 下記の表に、遺伝子解析により薬剤耐性マーカーを検出した結果ならびに薬剤感受性試験を行った結果の集計を示す。集計結果は随時更新される。
ノイラミニダーゼ阻害薬については、世界保健機関(WHO)の基準に準じ、薬剤感受性試験においてA型ウイルスでは100倍以上、B型ウイルスでは50倍以上の感受性低下が確認された場合に耐性ウイルスと判定する。
キャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬ならびにM2阻害薬については、薬剤耐性マーカーの検出結果を示す。

現在、国内で承認されていて、日常的な診療に使われているインフルエンザ治療薬は計5種類。ゾフルーザ以外には、タミフル、リレンザ、イナビル、ラピアクタがある。

 ゾフルーザが登場する前からあった、タミフルなどの四つの治療薬は、ウイルスが細胞から出て周囲に広がるのを防ぐことで、ウイルスの増殖を抑えるという仕組みがある。

 これに対してゾフルーザは、感染した人の細胞に入り込んだインフルウイルスが増殖するときの働きを阻害する仕組みだ。このため、仮にタミフルなどが効かない新型ウイルスが登場した場合でも使える利点がある、とされている。実際、2008年から09年のシーズンに、タミフルが効かない耐性ウイルスが登場したことがあった。同様のケースがいつ起きるかはわからない。


 しかも、ゾフルーザはタミフルと効果が同等。同じようにのみ薬だが、ゾフルーザは1回の服用で済む。タミフルは1日2回で5日間のまなければならない。

 リレンザやイナビルはぜんそく患者に慎重に使う必要があるほか、吸い込みがうまくできない人には使用が難しい。ラピアクタは注射薬で、入院患者などに使われている。こうした状況から、医師の間でも12月以降の今シーズンに、ゾフルーザが相当使われるのではないかという見方が強まっていた。
インフル治療薬の名前と服用の方法


耐性ウイルスに懸念の声

 そんな期待の新薬だが専門医の間では慎重な意見も出ている。

 感染症専門医の京都大学の山本舜悟特定助教は「ゾフルーザはまだまだ位置づけが不明な薬だ。今後、臨床データを蓄積して分析していく必要がある。新薬には予測できない重い副作用がまれに起こることがある」と指摘する。

 1回の服用で済むということは、それだけ体の中に残る時間が長いということでもある。万一、重大な副作用が生じた場合に、なかなか薬が抜けることができず、症状の改善がしにくい恐れがある。

 また別の大きな問題はゾフルーザの使用によって、耐性ウイルスが出る可能性についてだ。

 ゾフルーザの臨床試験では、子どものA型インフルエンザ患者の23・3%で、ウイルスに耐性を示す遺伝子変異が認められた。成人対象の臨床試験でも9・7%が認められた。国立感染症研究所インフルエンザウイルス研究センターの高下恵美主任研究官は「耐性ウイルスの出る割合は相当高い」と話す。タミフルやラピアクタは1~2%とされる。

 遺伝子変異はどの程度まで症状への効果に影響があるのかなど不明な点もある。ただ、薬の効き目が薄れることは認められている。使う人が増えれば、もっと耐性を持ったウイルスが登場する可能性もある。

WHOも監視 小児科学会は推奨せず

 高下さんも参加するWHOの世界インフルエンザ監視チーム(GISRS)では、この治療薬が承認された日米と、まだ承認されていないオーストラリアを比較しながら、耐性ウイルスの監視を始めている。いずれはゾフルーザの耐性ウイルスのチェックに向けた国際基準をつくりたいという。

 塩野義の手代木社長も先にふれた会見で、耐性ウイルスへの懸念を認めた。「ゾフルーザも乱暴な使われ方すると耐性ウイルスが出るかもしれない。どこかの段階で耐性が出る。そのときはどうするか準備をしておかなければいけない」

 日本感染症学会インフルエンザ委員会は10月、ゾフルーザの添付文書をもとに、課題などをまとめた文書を公表。遺伝子変異による治療薬の効果の低下などについて、「感受性が50倍程度低下するが、臨床効果への影響、周囲への感染性は、現在のところ不明である。今後の臨床症例を蓄積して、当薬剤の位置づけを決めていく必要がある」と結論づけた。

 日本小児科学会も10月に公表した今シーズンの治療指針で、ゾフルーザについて「十分なデータを持たず、現時点では検討中である」と推奨には至っていない。

 いま販売されているゾフルーザは錠剤だが、小さい子どもや高齢者がのみやすい顆粒剤(かりゅうざい)はまだ販売されていない。

 感染症学会インフルエンザ委員会メンバーの、けいゆう病院(横浜市)の菅谷憲夫・感染制御センター長は「ゾフルーザについてはまだわかっていないことも多い。A型(インフル)では耐性が出ているので使うのを控えたいが、B型(インフル)は使ってもやむを得ないと思う。また高齢者や小児に使うことを避けるなど、当面は慎重に使うべきだ」と話す。

 要するに、日本では重症でもない患者さんよくわかっていない薬だから、ぞふるーざは幼少児には使わないほうが良いということですよね。(特にB型では)

 日本人は、海外ではどうたらこうたら・・・ 世界的には これが標準とか 好きですよね。 それから言えば・・・インフルエンザなんてちょっと強い風邪だという認識が世界標準。 だから、タイレノールかパラセタモール飲んで、数日安静にしている。マスクなんて使わないし、まして医療機関に行ってインフルエンザの検査を受けたり、抗インフルエンザ薬をもらうなんて考えたこともない というのが世界標準だと思いますよ!!

そうすれば、薬を使わないのだから、耐性ウィルスなどという話も出てくる訳もない。
日本は、好き勝手にどこにでも受診できるから、薬剤が多用されて耐性菌の問題も薬が発売されて間もなくから出てくる。
風邪患者にすべからくフロモックスやメイアクト出している馬鹿医者の多い事には目を覆いたくなります。

患者さんももう少し賢くなってもらわないとね!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿