命のカウントダウン(健康余命3605日)

トレッキング、カメラ、陶芸、スキー、釣り、カヌー、遊びなら何でも大好き。仕事も好き、時間がない!

日々の仕事を確実に

2022-10-04 23:11:56 | 新型コロナウィルス
今日は休診日だったのですが、何時にもまして、発熱などで多くの電話をいただきました。
在宅で24時間対応の契約を交わしている方に何かがあれば往診などで対応するのですが、そのほかの場合、基本的に動かないです。
田原本町は無医村ではなく、殆どの曜日に稼働している診療所または休日・夜間診療所などを受診する事が可能です。
患者さんは、「何時も通ってるのだから、しんどいとき位、休診日でも診て欲しい」と、思われているのだと思います。患者さんにとっては、年に一回でも、患者さんは2,000人以上はおられますので、365日に一回の事でも、私にとっては日に6回の出来事になってしまいます。

ですから、すみませんが休日でも坂根医院は電話が掛かります。でも、それは在宅の方が重症化したときのための24時間対応です。誰にでも対応するわけではないです。すみませんがよろしくお願いします。

それにしても、この秋は、色々なワクチン接種で忙しいです。
新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、水痘・帯状疱疹ワクチンなどがあります。
上に述べた4種のワクチンのいずれもが2種に大別できます。ワクチンメーカーの区別では無くて、ワクチン自体に違いがあります。

新型コロナワクチンは旧来の1価のものと2価の物が存在します。その上メーカーが違うと扱いも違うので、とても面倒です。旧来の1価のワクチンは、1回目、2回めの接種に用います。新たな2価のモノは、3回目以降に用います。2価のワクチンも、12月には現在のBA1と従来株の混合2価ワクチンから、BA5と従来株の混合2価ワクチンに移行するようで混乱を極めますね。
インフルエンザワクチンには、普通の注射のワクチンと、フルミストという点鼻のワクチンが存在します。でも、こちらは未承認なので、あまりお目にかかることはないですね。坂根医院でも10年ほど前に採用したのですが、効果に疑問が出たため最近は採用しておりません。
インフルエンザワクチン、今年流行するのではないかと言われているA香港株の抗体がつく様に作られています。ここ数年流行しなかったため、皆さんの抗体価が低下していると思われます。接種による効果が期待できます。混まないうちに接種してください。

肺炎球菌ワクチンも2種類、水痘・帯状疱疹ワクチンも2種類のワクチンが合います。肺炎球菌ワクチンは、可能であれば2種ともに接種された方がベターです。特に肺や気管の弱い方は。水痘・帯状疱疹ワクチンは、どちらか一種で良いのですが、

自己負担額が相当異なります。危険性の高い方はシングリックスを2回接種されることをお勧めしますが、従来のワクチンの一回接種でも、重症化は防げると思うので、どちらかを接種することが重要です。

ワクチンで防げる感染症、感染症の後遺症があります。ワクチンも万全ではなく、ワクチンによる副作用も確かに存在します。ただ、冷静に判断すれば、ワクチン接種をする方がメリットが大きいことが殆どです。

 ワクチンを接種する方が今後の医療費が増大するのに、補助金まで使ってワクチン接種を推進するのかどうか、考えてみてください。権力側のすることはすべて間違っていると考えるのも、すべて正しいと思う事も、どちらもおかしいとは思います。私は、自分自身で判断していきたいと思っています。


新型コロナ2価ワクチンの接種を開始しました。

2022-10-04 02:22:42 | 新型コロナウィルス
奈良県中部 田原本町の医療法人 坂根医院では、10月より新型コロナ2価ワクチン(現在のところファイザーのBA1と在来種の混合ワクチン)の接種を開始しました。対象者は、3回目接種以降の12歳以上の方で、前回接種より5か月以上経過している方です。
田原本町のワクチンセンターで予約を取って下さい。田原本町在住の方優先です。
http://www.town.tawaramoto.nara.jp/soshki/kousitsu/koho/gyosei/infection/coronavaccine/13630.html

新型コロナワクチンを2回接種されていない方で、これから1回目、2回目の接種を希望される方は、従来の1価ワクチンでの接種となります。これは、田原本町では個別接種ではなく、集団接種になる予定で、ファイザー、モデルナ、ノバ・バックスでの3種類のワクチンで可能となる予定です。(これもワクチンセンターに問い合わせてください)

新型コロナの2価ワクチンの副作用(副反応)ですが、これまでのところ、従来の1価ワクチンに比べて大差がない様です。

新型コロナワクチン接種に対する私の立場は、「これまでの接種で大きな問題が無かった方は受けた方が良いでしょう。辛い副反応に遭遇された方は、接種を見合された方が良いでしょう」という立場です。ワクチンを全く受けたくないと言う方に対しては、「運を天に任せて、かからないことを祈りましょう」としか言えないです。今後、ウィズコロナで世間はコロナウィルスと共存していく方向に向かいます。その時にある程度の基礎的な免疫が無いのは不安材料です。特に、喫煙男性で肥満傾向のある方などは、年齢にかかわらず危険性が高いと思われます。
確かにワクチンにも問題は大いにあると思うのですが、確率的には、打った方がメリットが大きいと私は感じています。特に重症化因子を持った方は。

新型コロナワクチンを2回接種していれば、3回目以上の追加接種をしなくても、基礎免疫が出来ていれば、時間が経ってたとえその抗体価が低くなっていたとしても、重症化因子が無ければ感染に伴って抗体価は上昇し、重症化する確率は低いし、重症化因子を持った方であれば、経口のパキロビッドパックやラゲブリオを可及的速やかに服用開始すれば、殆どの場合、重症化や死亡には至らないと思っています。

勿論、重症化因子を持った方で、ワクチン未接種の方が罹患されても、何の問題も無く治癒される方も多くおられます。でも、中には重症化されたり、ほんの少数ですが死に至る方もおられるのです。そういった不幸な症例にならないよう考えてください。

今後、新型コロナワクチンは、現在のインフルエンザワクチンの様に、一年に一回定期的に接種するワクチンになるのかもしれないと思っています。そうなる前に、厚生労働省や学会からの心筋炎などの重大な副反応の詳細な解析が欲しいなと思っています。

そうそう、今後、インフルエンザワクチンと新型コロナワクチンの「取り違え事故:打ち間違い」が頻発すると思われます。接種されるときは、新型コロナワクチンですね インフルエンザワクチンですね と、ご自身でもご確認されることを推奨いたします!!!