今日は休診日だったのですが、何時にもまして、発熱などで多くの電話をいただきました。
在宅で24時間対応の契約を交わしている方に何かがあれば往診などで対応するのですが、そのほかの場合、基本的に動かないです。
田原本町は無医村ではなく、殆どの曜日に稼働している診療所または休日・夜間診療所などを受診する事が可能です。
田原本町は無医村ではなく、殆どの曜日に稼働している診療所または休日・夜間診療所などを受診する事が可能です。
患者さんは、「何時も通ってるのだから、しんどいとき位、休診日でも診て欲しい」と、思われているのだと思います。患者さんにとっては、年に一回でも、患者さんは2,000人以上はおられますので、365日に一回の事でも、私にとっては日に6回の出来事になってしまいます。
ですから、すみませんが休日でも坂根医院は電話が掛かります。でも、それは在宅の方が重症化したときのための24時間対応です。誰にでも対応するわけではないです。すみませんがよろしくお願いします。
それにしても、この秋は、色々なワクチン接種で忙しいです。
新型コロナワクチン、インフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチン、水痘・帯状疱疹ワクチンなどがあります。
上に述べた4種のワクチンのいずれもが2種に大別できます。ワクチンメーカーの区別では無くて、ワクチン自体に違いがあります。
上に述べた4種のワクチンのいずれもが2種に大別できます。ワクチンメーカーの区別では無くて、ワクチン自体に違いがあります。
新型コロナワクチンは旧来の1価のものと2価の物が存在します。その上メーカーが違うと扱いも違うので、とても面倒です。旧来の1価のワクチンは、1回目、2回めの接種に用います。新たな2価のモノは、3回目以降に用います。2価のワクチンも、12月には現在のBA1と従来株の混合2価ワクチンから、BA5と従来株の混合2価ワクチンに移行するようで混乱を極めますね。
インフルエンザワクチンには、普通の注射のワクチンと、フルミストという点鼻のワクチンが存在します。でも、こちらは未承認なので、あまりお目にかかることはないですね。坂根医院でも10年ほど前に採用したのですが、効果に疑問が出たため最近は採用しておりません。
インフルエンザワクチン、今年流行するのではないかと言われているA香港株の抗体がつく様に作られています。ここ数年流行しなかったため、皆さんの抗体価が低下していると思われます。接種による効果が期待できます。混まないうちに接種してください。
肺炎球菌ワクチンも2種類、水痘・帯状疱疹ワクチンも2種類のワクチンが合います。肺炎球菌ワクチンは、可能であれば2種ともに接種された方がベターです。特に肺や気管の弱い方は。水痘・帯状疱疹ワクチンは、どちらか一種で良いのですが、
自己負担額が相当異なります。危険性の高い方はシングリックスを2回接種されることをお勧めしますが、従来のワクチンの一回接種でも、重症化は防げると思うので、どちらかを接種することが重要です。
ワクチンで防げる感染症、感染症の後遺症があります。ワクチンも万全ではなく、ワクチンによる副作用も確かに存在します。ただ、冷静に判断すれば、ワクチン接種をする方がメリットが大きいことが殆どです。
ワクチンを接種する方が今後の医療費が増大するのに、補助金まで使ってワクチン接種を推進するのかどうか、考えてみてください。権力側のすることはすべて間違っていると考えるのも、すべて正しいと思う事も、どちらもおかしいとは思います。私は、自分自身で判断していきたいと思っています。