茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

茶摘み

2009年05月03日 | Weblog
杵築に来ました
下のほうの茶畑はすっかり刈られて
もう静かなものです
どんどん山を登って行っても
きれいに茶摘みが終わっています
連休暖かかったし・・・
少し不安になりながら
車の中でも首が伸びてきます

バンが上手に登りきらないような急勾配を上がり
車を降りると遠くに機械の音
「あ、もうはじまっている」
手袋をしながら急いで山を駆け上ります
お母さんの麦わら帽子が見えてきます
「こんにちは~」という時には
もう息絶え絶え

私たちにできるお手伝いは
茶の畝の両脇にできる刈られた葉がいっぱいつまった袋を
下まで運ぶことです
10キロから20キロくらいあって
よたよたすることもありです
あとは刈り残しをプチプチ摘んだり
テントウムシおいかけたり
ばあちゃん激写したりって
これはぜんぜんお手伝いじゃあない・・・
とにかく
けっこう好き勝手に茶畑の中で憩えたりして
言いかえると、役に立たない

「いろんな人が九州には入りなさった
 学問の好きな人は瀬戸内に行きよった
 島根にも船がよう着いたと聞いた」
炭酸系大好きなおばあちゃまと
畝の合間に腰をおろしてバナナを食べました
どんな話から大陸からの人の話題になったのかが
まったく思いだせないのですが
ばあちゃんのいう単語がいちいちお告げのようで

製茶工場までは車とばして20分
涼しい日だったので
茶の葉もひんやりしていて安心な道中
おかあさんから
茶の加工賃や肥料代が跳ねあがった話など聞きながら
中国やインドネシア、ケニアなどで
きちんと茶園が運営されるようになってきて
日本の茶農家さんはますます厳しいのだろうなと思いました
でもだからこそ
いろいろな方法が浮かぶというものです





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