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茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

回転寿司

2008年10月23日 | Weblog
京都では、
回転寿司のお店に祇園辻利さんのお茶がありました!
しかも、茶杓。
そして、茶箱だし。
さすが京都です~。
パッとみると抹茶に見えますが、
これは粉茶です。
お茶を仕上げ加工する際の破片みたいなの、
製品化の過程の副産物です。

地方に出たら回転寿司に行くと、
珍しいメニューがあっておもしろいです。
京都の回転寿司にはゆばがありました(240円)。
それから近江牛刺し(600円)、
明石のタコ(300円)もありました。
お茶も濃いめでたっぷりいただいてきました。
おおきにい。

お寿司にはガリとお茶がつきものですが、
これは生ものをいただくときの知恵ですね。
お茶カテキンは、
O157やコレラ菌にも抗菌効果を示すほどですから。

食中毒というのは、
腸炎ビブリオやウエルシュ菌などの
感染型食中毒細菌というのと、
ブドウ球菌やボツリヌス菌などの
毒素型食中毒細菌という2種に分類されます。
お茶カテキンは両方に対し抗菌効果がありますから、
生ものを食べたら熱いお茶をたっぷりいただくのがよいのです。

そしてカテキンのすごいところは、
これら悪玉菌に対しては強い作用を示すのに、
乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌には、
ごく弱くしか作用しないというところです。
不思議ですねえ。

1989年に、
茶カテキン類の細菌に対する最小発育阻止濃度というものが研究され、
こうしたことが明確になりました。
5000年も前に、
山野草の毒にあたるたびにお茶で解毒していたという神農帝は、
海のものは食べなかったのかしら。


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