研修圃場の近くの茶園のお手入れをしました。
お年を召したお母さん一人で
鋏でシャキシャキと手を入れてきたけれど、
もう畝が爆発しそうで・・・
と、SOSがありました。
爆発しそうな畝は、
背が高くなりすぎ、株が広がりすぎ状態。
10㎝あるかないかの畝間に入り、
裾刈り機で枝ごと落としていきます。
私の力では枝に刃がぶつかると前に進みません。
何度か刃の角度を変えたりしながら、
グイ~ンと切り倒して進んでいきます。
次に、畝の表面に層になって堆積している蔓を
ずるずるずる~っとひっぱります。
もう、蔓被せ茶とかむかご玉露とか
そんな新商品にしてはどーよ
みたいな覆われかたでした。
その後の整枝も辛かった。
可搬型摘採機を持ち上げないと使えない高さでしたから。
茶畑の周りは
かわいい新築の家が並んでいます。
若い世帯が入っているのに、
農業をやる人はいません。
私達が2時間もかけて手を入れに来ているのです。
だったら茶ポーターに住まいを!
すごく簡単な事のような気がするのですが、
なんでかなあ。
「人に畑を手伝ってもらうと乗っ取られてしまう」
地域の農家さんは
そんな危惧を抱いているのだとか。
そこ?
好きだから、
遠くから来るのも、体中痛いのも厭わないけれど、
他にも胸ふたぐ話をいろいろ聞いて
ちょっと悲しい茶ポート(茶support)でした。