茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

カメリア

2010年10月26日 | Weblog
今日は
高校生の緑茶教室。
ひとクラス7名というびっくりな単位でした。
でも先生が4名もいて、校長センセーもお見えになり、
なんだかファミリーな雰囲気でした。

いつものように、
自分で急須でお茶を淹れたことがあるかと
聞いてみると
ちょっと、えっ?、という感じで、
「それって、あたりまえでしょ」という反応でした。
お茶が普通に生活の中にある生徒さん達でした。

それでも、
製造工程の違いで、紅茶、烏龍茶ができるという説明や、
製茶工場の画像には
へ~と目を丸くして関心を示していました。
なかでも、
お茶にも名前があって、
学名カメリアというのよ♪には
「かわいい~~~」と反響が大きかったです。

実技の時も
お急須を扱う手つきはなかなか。
女性が急須でお茶を注ぐという所作の美しさに
今日もまた感じ入っていました。

ところが、
一口飲むと、
「にがっ」という声が聞こえてきます。
「お湯じかに入れたんじゃないのお~?」
「急須振ったんだろー」
などなど、声が飛びます。
先生がささっとその子のお茶を飲んで、
「甘いじゃないのよ~、美味しいじゃないの」
とおっしゃいます。

「え~」と口を尖らせていたお嬢さんも
足柄茶饅頭をを食べた途端、
「うん、これとならお茶がおいしい!」
とにっこり。
いつもお菓子ばかり食べてるんだと
また皆にからかわれていました。

みんなでお茶を淹れるというだけで
こんなに楽しくて、
いや~、本当に、お茶って、いいですね。