生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

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消費税よりも「あれ」に頼るのは?

2011-05-21 | 社会・法律・労働

■2015年までに消費税10%…社保と一体改革
(読売新聞 - 05月20日 03:04)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110520-00000033-yom-bus_all

消費税よりも、「あれ」に頼るのはダメだのだろうか……考えてる顔

公民が不得意な自分が、
子どもの頃に思いついたようなことだから、
たぶん、政治家はみんな考えたことあると思う。

それでも、実施されないというのは、
やっぱり不都合があるのだろうか……がく~(落胆した顔)


その案とは、国家の財源を『罰金』に頼るということ禁止

『不届き者からは、お金が去っていくふらふらあせあせ(飛び散る汗)
というシステム、消費税の引き上げと比べれば、
決して理不尽ではないと思うのだが。。。

各種の罰金金額を思いっきり引き上げたり、
100%取り締まる気になれば、
何十兆、何百兆なんていうお金はすぐに集まるドル袋ドル袋ドル袋

ポイ捨て、スピード違反、労働法違反、自転車の無灯火……
いずれも、「100%捕まえること」を目指すのだ衝撃

交通課の警察が嫌われやすいのは、
「一部の違反者しか捕まえない」からだと思う。
「みんなやってるのに、自分だけ叱られた」とき、
誰でも強い反感・不信感を覚えるもの。。。

さらに、集めた罰金で「取り締まり職員」をどんどん増員すれば、
雇用の創出にもつながるし、100%摘発に近づくことができる。


ところで今、刑務所が「満員」に近い状態といわれる。
また、死刑廃止に向けて議論もなされてるようだ。

懲役や死刑を減らして、億単位・兆単位の
罰金に切り替えてはどうだろうか。
もちろん破産は禁止ということで。。。


ただ、問題点ももちろんある。
それは『監視社会化目が強まる可能性があるということ。

現代社会がギスギスしてる原因は『競争社会』
にあると言われてるが、自分はそうは思わないexclamation

『競争社会走る人ではなく『監視社会目が原因と思うのだ。

「競争」はスポーツ的なもので楽しいはずだが、
「競争への『不参加者』がいないか目を光らせ、不参加者を許さない」
なんて姿勢は、ほぼ暴力。。。パンチ

ひとつ前の日記のテーマとかぶってしまうけれど、
がんばる権利があれば、がんばらない権利もあるはずクローバーチューリップ

日本は、他国と比べて決してニートが多いわけではないのに、
過剰に問題視される現象も、その一環だろう。


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2 コメント

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仰る通りです (ようちゃん)
2011-05-22 16:48:20
罰金なら企業からがっぽがぽ取る事ができますよ。
労働法違反のブラック企業ばかりですから(笑)

消費税に関してですが、私は物によって税率を変える物品税方式もいいのではと思います。

例:スーパー等の食料品→非課税
外食→5%
高価な指環やスーツ等の嗜好品→25%

こんな感じです。

そして日本の相互監視社会、これにはうんざりします。
不幸の横並びと物事の強要を強制させられるので非常に気分が悪いものです。
現代の監視社会に適応できない日本人的でない人は確実に精神を病みます。
返信する
Unknown (金兵衛)
2011-05-23 00:02:43
そうですね。。。日系企業で労働法を遵守してる企業がいくつあるんでしょう。

「本気で取り締まったら会社がつぶれてしまった」と文句を言われるのを恐れて、
労基署は強い態度に出られないと聞きますが、
それって「泥棒をしちゃダメっておまわりさんが言ったから、餓死してしまった」
というのと同じレベルな気がします。

物によって税率を変える物品税方式、いいですね。
合理的で一番国民の理解を得られそうです。
ツイッター等で広めましょう!!

>そして日本の相互監視社会、これにはうんざりします。

これも個人的な意見ですが、
成人には説教・叱責は不要でしょうね。(ただ反発を招くだけ)
特にビジネスの場面では。。。

結果だけをみて、
1の仕事をしたら給料1、10の仕事をしたら給料10、
小ミスで給料マイナス1、大ミスで給料マイナス3……
みたいな感じで、サッパリと給料に反映するだけでいいのではないでしょうか。

「俺は家族や趣味のほうが大事だから、仕事は最低限だけ。
だから給料も最低限でいいよ」
なんていう生き方も、当然認められることになりますからね。
返信する

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