書店で平積みになっている本を、
さりげなく手にとって見た。そして、
胸糞の悪い、ゲンナリした気分になった(笑)
それは、ブクログにも加えておいたが、
http://booklog.jp/users/tooriame
『個性を捨てろ!型にはまれ!』というもの。。。
日本は無宗教ということになっているが、
「宗教じみたもの」「洗脳」は大好きな民族である
戦前の日本では、
「天皇バンザ~イ お国のため」で、
文句を言えば「非国民」と非難された
戦後~平成一桁の頃は、
「仕事様様バンザ~イ 会社のため」で
文句を言えば「社会人失格」と非難された
そうして、たくさんの『社畜』が生み出され、
過労死・家庭崩壊、うつ病の増加などがもたらされて、
ようやく、本当に大切なもの気づくことになる……
「家族や健康よりも優先しなければならぬ仕事なんて
この世にはひとつもない」
そのころちょうど、
『世界に一つだけの花』という歌も大ヒット。
みんな違っているからおもしろい
人はそれぞれよいところがある、みんな違ってていい。。。
そんな考えが主流になって、自由への第一歩が進んだと思われた。
だが、リーマンショックを発端とした大恐慌で、
人々のテンションは下がり、
「安定した生活を」「一つの企業に一生いたい」
という考え方に、逆戻りしてしまった……
以上が、昭和から現在のざっくりした歴史だろうか。
早く、リーマンショック前の明るい世の中に戻らないかな……
と思っていた矢先、
『個性を捨てろ!型にはまれ!』なんて本を見てしまったのだ。
しかも、中高生が多くいるエリアに平積みとは……
エロ本なんかより、よほど危険ではないか
ここでちょっとアフリカのお話を。。。
ほんの少し前、南アフリカのヨハネスブルグでは、
すさまじく治安が悪かったという
旅行者がノコノコ歩いていれば、ほぼ100%強盗に襲われる。
……いや、それどころか、
目的地に着くまでに、4回、5回襲われることも珍しくなかったとか
治安が悪化したのは、皮肉なことに
アパルトヘイトを廃止したからだという。
それまで、『奴隷扱い』されながらも食べてこられた人々が、
自由になって、収入のあてがなくなってしまったのだ
だからといって、「人種差別は正しかった」とか
「奴隷制度を復活させよう」ということにはならないだろう。
日本では、大恐慌のドサクサに紛れて、
企業による『ネオ奴隷制度』が復活する兆しが見えている
『"仕事様"教』の布教があったから、
こんな豊かな国にまで発展したのではないか?
というツッコミもあるかもしれないが、それには疑問を感じる
いまだに、「仕事は神聖なもの、すべてに優先すべき」
という宗教観はあるが、
昼寝しながら、まったりした雰囲気で仕事してる某国に、
一人当たりのGDPでは、抜かれてたりするからだ(笑)
どうやら『"仕事様"教』が生産するのは、
大量のうつ病患者と自殺者だけのようだ
型にはまった考えが身についてしまうと、
妙な文化が芽生えても、なかなか抜け出せなくなる。
そして、思考停止を招き、悪い洗脳の格好の餌食ともなる
悪い洗脳をしようと、魔の手を伸ばしてくるのは、
麻原彰晃やヒトラーのような輩ばかりではない。
ごくふつうの、良心的な人が
正義だと信じて、洗脳に手を染めることも日常茶飯事。
もちろん洗脳は悪いものばかりでない。
むしろ、すばらしいものも多い
『型にはまった、思考停止』から免れ、
頭も心も、マシュマロのように柔らかくしていけば、
良い洗脳と悪い洗脳を見抜けるようになるに違いない
※「良い洗脳」とは、
「いじめはどんな事情があっても許されない」とか、
「法律は遵守しなければならない」「物を大切にしよう」
というのがそうですね。
そして、柔らか頭は、
理解しがたい他人の存在をも受け入れることができる。
日本人の素直さ・勤勉さが、
自由で柔らかい心と組み合わされば、
これまでにない、すばらしい文化になることだろう
なお、気軽な転職やフリータ・ニート増加も、
「奴隷解放現象」の一環ではないだろうか。
ヨハネで治安が悪化した時代のように。
(自分の頭を使って考えていれば、
怖くて一歩も動けなくなることだってあるはずだしね。。。)
*************************************
【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/
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さりげなく手にとって見た。そして、
胸糞の悪い、ゲンナリした気分になった(笑)
それは、ブクログにも加えておいたが、
http://booklog.jp/users/tooriame
『個性を捨てろ!型にはまれ!』というもの。。。
日本は無宗教ということになっているが、
「宗教じみたもの」「洗脳」は大好きな民族である
戦前の日本では、
「天皇バンザ~イ お国のため」で、
文句を言えば「非国民」と非難された
戦後~平成一桁の頃は、
「仕事様様バンザ~イ 会社のため」で
文句を言えば「社会人失格」と非難された
そうして、たくさんの『社畜』が生み出され、
過労死・家庭崩壊、うつ病の増加などがもたらされて、
ようやく、本当に大切なもの気づくことになる……
「家族や健康よりも優先しなければならぬ仕事なんて
この世にはひとつもない」
そのころちょうど、
『世界に一つだけの花』という歌も大ヒット。
みんな違っているからおもしろい
人はそれぞれよいところがある、みんな違ってていい。。。
そんな考えが主流になって、自由への第一歩が進んだと思われた。
だが、リーマンショックを発端とした大恐慌で、
人々のテンションは下がり、
「安定した生活を」「一つの企業に一生いたい」
という考え方に、逆戻りしてしまった……
以上が、昭和から現在のざっくりした歴史だろうか。
早く、リーマンショック前の明るい世の中に戻らないかな……
と思っていた矢先、
『個性を捨てろ!型にはまれ!』なんて本を見てしまったのだ。
しかも、中高生が多くいるエリアに平積みとは……
エロ本なんかより、よほど危険ではないか
ここでちょっとアフリカのお話を。。。
ほんの少し前、南アフリカのヨハネスブルグでは、
すさまじく治安が悪かったという
旅行者がノコノコ歩いていれば、ほぼ100%強盗に襲われる。
……いや、それどころか、
目的地に着くまでに、4回、5回襲われることも珍しくなかったとか
治安が悪化したのは、皮肉なことに
アパルトヘイトを廃止したからだという。
それまで、『奴隷扱い』されながらも食べてこられた人々が、
自由になって、収入のあてがなくなってしまったのだ
だからといって、「人種差別は正しかった」とか
「奴隷制度を復活させよう」ということにはならないだろう。
日本では、大恐慌のドサクサに紛れて、
企業による『ネオ奴隷制度』が復活する兆しが見えている
『"仕事様"教』の布教があったから、
こんな豊かな国にまで発展したのではないか?
というツッコミもあるかもしれないが、それには疑問を感じる
いまだに、「仕事は神聖なもの、すべてに優先すべき」
という宗教観はあるが、
昼寝しながら、まったりした雰囲気で仕事してる某国に、
一人当たりのGDPでは、抜かれてたりするからだ(笑)
どうやら『"仕事様"教』が生産するのは、
大量のうつ病患者と自殺者だけのようだ
型にはまった考えが身についてしまうと、
妙な文化が芽生えても、なかなか抜け出せなくなる。
そして、思考停止を招き、悪い洗脳の格好の餌食ともなる
悪い洗脳をしようと、魔の手を伸ばしてくるのは、
麻原彰晃やヒトラーのような輩ばかりではない。
ごくふつうの、良心的な人が
正義だと信じて、洗脳に手を染めることも日常茶飯事。
もちろん洗脳は悪いものばかりでない。
むしろ、すばらしいものも多い
『型にはまった、思考停止』から免れ、
頭も心も、マシュマロのように柔らかくしていけば、
良い洗脳と悪い洗脳を見抜けるようになるに違いない
※「良い洗脳」とは、
「いじめはどんな事情があっても許されない」とか、
「法律は遵守しなければならない」「物を大切にしよう」
というのがそうですね。
そして、柔らか頭は、
理解しがたい他人の存在をも受け入れることができる。
日本人の素直さ・勤勉さが、
自由で柔らかい心と組み合わされば、
これまでにない、すばらしい文化になることだろう
なお、気軽な転職やフリータ・ニート増加も、
「奴隷解放現象」の一環ではないだろうか。
ヨハネで治安が悪化した時代のように。
(自分の頭を使って考えていれば、
怖くて一歩も動けなくなることだってあるはずだしね。。。)
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【通り雨の旅路(本館)】
http://www5e.biglobe.ne.jp/~tooriame/
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