生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で19年続いている老舗ブログです。

Never Despair

2006-11-09 | 社会・法律・労働
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この前、ある所でお話したことでもあるが、
問題になっている"いじめ"について――。

「いじめる方が悪い」と考える子どもが、
年齢が上がるにつれ減り、
慣れ・あきらめが広がるようだという。
なんともおぞましい結果
悪に慣れたり、妥協するようになっては
おしまいではないだろうか。

「よくあることだから仕方ない」「みんなそうだから」
昔から、いろいろな社会問題に妥協した結果、
陰惨なしっぺ返しを食ってきている。

スピード違反交通事故多発
過労・労働問題自殺・家庭崩壊の増加
越権捜査冤罪

もちろん、世の中の99.9%のことは、
「まいっか」で済むことだと思う。
だが、絶対に慣れてはいけないこと、
染められたら最後、ということも確かに存在する。

また、
「いじめる方が悪い」と考える子どもが減るのには
他にも原因があるかもしれない。
最近の、●●の一つ覚えみたいな「勝ち組みになれ」
という風潮も関係してそうな気がする。
いじめられない=勝ち、と勘違いする人が出てもおかしくない。

でも、唯一安心してる傾向が
負けるながんばれ、と言うばかりでなく、
「逃げること」も薦めている点。

大人も、どうしても職場がイヤなら
転職するという選択肢があるのだから
子どもも然り。
それに、「いつ逃げてもいい」「逃げても受け入れてもらえる」
という安心感があれば
却って、立ち向かう勇気が沸くこともよくある。
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登山よりも疲れる?

2006-11-09 | 日記風
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山を歩くよりも、美術館を歩くほうが疲れる――
美術科の友人から聞いたのを思い出したw。

上野で開かれてる『ダリ回顧展』。
平日でも、かなり賑っていて
三列くらいに重なりながら見る状態だ。

どうせなら、近くで見て、
絵具の乗り具合・筆勢まで感じたい。
ということで
一番前の列に入りこんだはいいが、なかなか進まない。
このペースでは、次の部屋に行くのが明日になってしまうw

それもそのはず。
最前列には本当に絵が好きな人が集まる。
時間を忘れて見入っている人ばかりであったからw


ダリと言えば、
幻想的で不可思議な絵(シュールレアリズム)をイメージするが
意外に、写実的な絵やピカソ的なキュビズムっぽい絵も多い。
(今回は、人食いや排泄物を扱ったグロテスクな作品はあまり展示されてない)

そして、よく見ているとダリは
杖・パン・楽器・食器に妙なこだわりを持っているみたいである。
ダリは楽器を毛嫌いしていた、という話があり、
そこから
「チェロを残忍に攻撃するベッドと二つのベットサイドテーブル」とか
「グランドピアノの遺骸に浜辺で再会する花の頭をもつ女たち」
という作品が生まれたのかもしれない。
※猛烈に長いタイトルもダリの特徴。

再び、上野公園の日向に来る頃には
やはり足が疲れていた。
美術館ではゆっくりと歩くし、
つい見入ってしまって長時間立ちっぱなしになるから
登山より疲れる、のかも知れない。
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