阿武山(あぶさん)と栗本軒貞国の狂歌とサンフレ昔話

コロナ禍は去りぬいやまだ言ひ合ふを
ホッホッ笑ふアオバズクかも

by小林じゃ

同じような言葉でも

2020-03-10 09:53:04 | 日記
ツイッターの同年代のフォロワーさんで日頃からとても尊敬している閻魔様(仮名)が、もう五十年も生きたのだから、感染症で神経をすり減らさなくても良いではないか、という趣旨のツイートをされていて、これはなるほどそうかもしれない。もっと心の平安を大切にしなければはならないと思った。
 
 その一方で、コロナの件に関しては厚労省寄りのツイートをしているフォロワーさんが、高齢の親がコロナで死んでも、それは運が悪かったということだ、みたいなツイートをリツイートしていて、これはとても受け入れられない。本人は意識していないかもしれないが、行政寄りから言われたくない言葉だ。「コロナは大したことない」もそうだった。

 しかし考えてみると、他人から見て自分がどんな立ち位置にいるかを意識して発言することは、あまりないかもしれない。他人の気持ちや受け取り方を予測するのは難しいけれども、特に病老死苦に関わるような事柄では注意しないといけないということだろう。他山の石としたい。

 1、2週間が瀬戸際と言ってから2週間たった。しかし今の対策は、ピークを低くするための自粛や休校であって、うまく行けば行くほど感染者数増加の傾きはゆるやかになってピークの時期は遅れるという。私もサッカーの再開を心待ちにしている一人であるからピークが遅れるのはジレンマではあるけれど、今はこれしか方策がないようだ。ピークを越えるまで、今の対策を徹底するしかないのだろう。経済的に影響が出ている職種も多岐にわたっていて、初動が遅れたために自分たちにしわ寄せが来ているという若者の不満はもっともだ。もう一度、政府からお願いした方が良いと思う。誰が呼びかけるかは頭の痛いところではあるけれど。それから、安全デマは困るが、心の平安は確かに必要だ。テレビ局はワイドショーの枠を減らして、音楽とか演劇とかその他芸術の番組に替えてみてはどうだろうか。私の趣味で言うならば、古寺巡礼とかでも良い。今日も締めくくりに、お薬師さんにお願いしておこう。


 南無薬師瑠璃光如来 奉願疫病退散 おんころころせんだりまとうぎそわか



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