私の耳のエージング

毒を食らわば皿まで…と、スピーカーケーブルまで変えてしまった。
これまで使用していたオルトフォンのSPK-3900は赤白２色に分けられた４本の線が一まとめになっていて、アンプの高域側から出ている線と中低域側から出ている線がどれなのか判別できないところが微妙に不満だったので。

某電線工業の高域用のケーブルと中低域用のケーブルを購入。
細い１本の線なので繋ぎやすい。
折れそうなのは気になったけど。
音を出してみたが、よくなったのか悪くなったのかさっぱりわからん。

とりあえず「Audio Basic」の付録CDで接続の正誤を確認。
左右は間違っていなかったようだ。
モノラルの逆相はわかるが、ステレオの逆相はわかりにくい。
SPK-3900だとぞっとするほど気持ち悪かったのに。

なんでも200時間通電すると音が落ち着くとのこと。
元の音を忘れてしまいますがな。
私の耳のエージング？

通算200時間となるよう記録するのは億劫なので、
モーツァルト箱（CD170枚）を聞くことにする。
全部聞き終わる頃にはほぼ200時間ではなかろうか。

ベートーベン 交響曲第５番

日曜日にベートーベンの交響曲第５番のコンサートに行った。
第５番といえば有名な「じゃじゃじゃじゃーん」しか知らないので、予習としてクライバーのSACDを午前中に聞いておいたが、やはり第２楽章の途中で気を失ってしまった。第４楽章の最後近くで気持よくこの世に舞い戻ってきた。

交響楽団の皆さまには申し訳ないけど、本当に気持ちよかった。
CDでは寝ないのに、生演奏で寝てしまうって何だろう。
大音響の悦楽？

8N-A2080 Ⅲ Evolution XLR

ケーブルが届きました。
大変立派な箱です。
さっそくＣＤプレーヤーとプリアンプ、プリアンプとパワーアンプをつなぎます。
線が硬くて曲がりにくく、つなぐのに往生しました。
さて、音出しでございます。

今まで音の分離に納得できなかった羅志祥の「自我催眠」を再生。
これまでと違う点
・地味だ。
・音の分離は悪くない。
・回転数が落ちた（ありえない！）かのようにゆっくり聞こえる。

次にシェリングのクライスラー名演奏集みたいなＣＤ（リヴィングプレゼンス）を再生。
・美しい。
・鮮明。
・生々しい。
でも、昨日も同じことを思ったので、そもそもの録音がいいのでしょう。ケーブルによる違いは聞き取れませんでした。

さらに周杰倫の「千里之外」「髪如雪」を再生。
・厚みがある…かなあ？？？

家族はケーブルなんかで音が変わるわけないでしょと冷たい。
そーですね。
私もなんとなくそう思いました。

が、世の中にはエージングという言葉もございます。
ひょっとして数十時間後には違う世界が待っているかもしれませぬ。

ケーブル２組の値段で割ときちんとしたスピーカーが買えちゃったなあと思わんでもないです。

Szeryng plays Kreisler and other Treasures for the violin

マーキュリーリヴィングプレゼンス箱40枚目のCD。
とても元気のよい演奏。
ありがとう、シェリングさん。

大らかにぼってりと

家電店のオーディオコーナーで「TAKE FIVE」がぼってりと鳴っていた。
白い半紙に墨汁をたっぷりつけた太い筆で楷書を書いたような感じ。
輪郭は墨が細かくにじんでいるが、墨の色はあくまで黒く濃淡はまるでない。
そんな感じ。

色気とか繊細さとかはっきりした定位はないけど、おおらかで迫力があってこりゃこれでえーやんと思った。
ロックには合いそうな組み合わせで、ちょっぴり目からウロコであった。

　■CDプレーヤー　デノン　　DCD-1500SE
　■アンプ　　　　マランツ　PM8004
　■スピーカー　　モニターオーディオ　Bronze BX6

壊れかけの洗濯機…なのに

脱水のときに大音量を立てるようになった。
脱水時には洗濯機にはりついて、洗濯物の位置の修正をせねばならぬ。
洗うこと自体には問題ないのになあ。
ついに買い替え時期が来たか。。。

なのにインターコネクトケーブルを買ってしまった。
断線さえしてなけりゃ、どれでも同じでしょと思っていたのに、「Stereo_ONE」で魔がさした。
（オーディオに興味なしという設定の）女の子たちがケーブルで音が変わった！と言っているのを見て、だまされたと思ってお高いケーブルを買ってみようかと思ったのだ。

インターネットで調べてみると１mで数千円から数十万、うんと高くて数百万という世界であった。
アキュフェーズやラックスマンのケーブルがリーズナブルに思えてきた。
オーディオ雑誌をひっくり返して読んでも意味不明な記事ばかりで、オカルトな世界なのかリアルワールドなのかさっぱりわからん。５Nとか６Nとか７Nとか８Nとか人間に聞き分けができるのだろうか。

とりあえず新品でデザインが素敵で値引率の高い品を買うことにした。
届くのが楽しみだ。

HOT SPACE

クイーンの第１０作。
「ザ・ゲーム」くらいからついていけない感じがあって、それ以降のアルバムは全て苦手だった。
アナログディスクは持っていたがほとんど聞かなかったため、「アンダープレッシャー」くらいしか記憶にない。
今頃SACDで聞いてみると意外といい。フレディの声に勢いがある。
発売当時はクイーンらしくない（＝耽美のかけらもない）と思っていたが、よくよく聞くとクイーンらしい「やりすぎ感」が充満している。
新しいアルバムを聞くような気持ちで聞いている。

クレオパトラな女たち

ドクターハウスで手術シーンは見慣れているけど、
このドラマの手術はなんだか恐い。
とりわけ植毛手術。
後頭部を切り取って細かく毛を取り分けて1500本用意…。
毛が３本落ちるシーンは笑いドコロだったのかもしれないが、
床に落ちた毛と地肌（＝毛付きの肉）を踏むかもしれないと思うと生々しくてこれまた恐怖であった。

ドラマ部分は市井医師（稲森いずみ）と星田医師（芦名星）が可愛く思えてきた。
市井が酔って暴れた（？）のは夫と息子を愛しているのに家庭に居場所がないせいだわなー。
夫に対していつも緊張しているのを見るとちょっと切ない。

ヒロインはいったい誰なのだろう。
星田か裕（綾野剛）か、大穴で葵（北野きい）ということもありうるか？？

４話はレギュラー３名が姫、スパイダーオルフェノク、ゴーオンシルバー、
ゲストがドクター真木と日向無限斎だったりして特撮ファンには嬉しい布陣なのだった。

無駄遣いにも一寸の魂

クイーン40周年で出たSHM-CD（それも２枚組の高いほう）を何枚も買った直後に
SHM SA-CDなるものが出ることを知りちょっと絶望的な気持ちになったものだ。

結局、SACDをほぼ揃えてしまい、CDを聞く気になれず放置していたが、
ボーナスCDのほうをちょっと聞いてみるかーとディスクをトレイに置いてみた。

おもしろい！

「ボヘミアン・ラプソディ」のコーラス部分だけの抜粋とか。
これまで分厚い伴奏で聞こえてなかった声の隅々までよくわかる。
ロジャーの超高音ばかり気にしていたが、低音隊も実はがんばっていたのだ。

「'39」のライブヴァージョンも楽しい。
オリジナルはブライアンの優しい声だが、
ライブではフレディのちょっぴり演技力過多のヴォーカル。
同じ曲と思えない。

一番面白かったのは、「炎のロックン・ロール」のリメイク。
オリジナルは大変ストレートな曲。
リメイクは、ギターもヴォーカルもヘンなアクセントがあってこぶしが利いている。

これからはライブ盤とか別テイクを集めるという世界にはまってしまいそう。

QueenのSACD、ほぼ購入

あの莫迦高いSACDをほぼ全て揃えてしまったが、唯一、踏み切れないのが「フラッシュゴードン」。
アレのために4,500円を出せるか…？
今を逃せば二度と入手できないかもしれない。
後悔することがあるかなー。