彩の国シェイクスピア・シリーズ から騒ぎ
土曜のマチネは17列、土曜のソワレは20列、日曜のマチネは22列。とにかくチケットが入手できてよかった。後ろのほうだから全体を見渡すことができた。
目当ての高橋一生が演じるはヒロイン、ビアトリス。
か、可愛い~。
むちゃくちゃ可愛い生き物。この人が忌野清四と同じ人だとは!
そして相手役というか主役のべネディックは小出恵介。
ドン・ペドロの策略により、ビアトリスが自分を愛していると思い込んだべネディックの変わり身の早さ。
「俺は死ぬまで独身でいると言ったが、あの時は結婚するまで長生きするとは思わなかったからだ。」という台詞に大爆笑。
もともとシェイクスピアの書いた台詞。シェイクスピアすげー!と思うことしばしば。
土曜のソワレ、最初のほうはマチネのほうがデキがよいと思ったが、途中からどんどん面白くなった。オールスタンディングオベーションで、終演後の放送があっても拍手が鳴り止まない。拍手している自分も「どーなるんだ。このまま拍手続けるのか」と思いつつ拍手を続けていたら、幕があがった。べネディックはいったん上着を脱いだのであろう、大慌てで胸元を直している。ドン・ペドロは「アホか!」と。場内大爆笑。ドン・ペドロに促された小出さんは「こんなことはじめて…」とあせりつつも「あと5回、がんばりますのでよろしくお願いします」との挨拶。すごく楽しい瞬間だった。
土曜は二回とも面白かったが、席が後のほうであるため眼鏡をかけても、麗しのビアトリスの顔がよく見えない。日曜の午前中に双眼鏡を買った。Vixen ARENA H8×25にした。これで裸眼でも見える。今回の観劇は高いものについたわ~。
双眼鏡のおかげで美しいビアトリスや恋に夢中のべネディックの表情をたっぷり見ることができた。この二人はシェイクスピアの時代だと珍しい人たちかもしれないけれど、現代の日本にはたくさんいそう。
本日もスタンディングオベーション。そして終演後の放送後も拍手が止まず、幕が開いた。今日はこのことを予想していたのであろう、小出さんが客席を制して、もう一人のヒロイン ヒアローを演じた月川悠貴さんが挨拶をした。お芝居中と違ってとても漢らしく場内がくすくす笑いに包まれた。今日も楽しかった。
このお芝居は芝居そのものもよいけれど、生の音楽演奏も素晴らしかった。
DVDになることを期待。