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なぜ私は社会科の塾講師になったのか?第14回 高校時代8 社会科の勉強

2013年07月01日 07時55分56秒 | 私自身のヒストリー

 

 エッセイ「なぜ私は社会科塾講師になったのか?」 

 

第15回 高校時代8 大学入試3

 

前回,大学入試勉強全体のお話をしました。今回は,前回の同時期に行われた社会科の勉強についてのお話。

 

やはり,題名にあるとおり「社会科」塾講師になった,ことについて語らないとな,と。

 

私は小学校~中学のころは社会科は嫌いではありませんでしたが,とくに好きでもありませんでした。

苦手ではありませんでしたが,特に得意ではなかったです。中学では5教科のうちでは社会科が高得点をとれませんでした。

 

高校でも,社会科は好きでも嫌いでもありませんでした

成績も,平均点前後でした。

 

高2のとき,「日本史」か「世界史」か?の選択では,

悩みなく「世界史」を選びました。

 

 

その理由は 「アメリカドラマが好きだから」 というもの。

アメリカドラマではアメリカ独立戦争や南北戦争などもよく語られているのですが,

それについてよく知れば,よりアメリカドラマが楽しめるかな?と。

 

ただ,別に「世界史」そのものを好きだったか?と言われると,当時は「別に」でした。

 

世界史を習い始めて,ややこしく,難しいな,とは思いました。

 

でも,高3の夏までは,「まあ,本気になったら覚えられるから大丈夫」とお気楽に考えていました。

当時は「社会は暗記モノ」と思いこんでいましたから。

 

 

その甘い考えが覆ったのは,高3の塾の夏期講習での出会いです!

 

私が通っていた塾では,通常の授業で教えている先生と,

夏期講習などの集中講座での先生は別でした。(またまた同じになる場合もありますが)

 

いつも,教えてくれる先生もわかりやすい授業だったのですが,

夏期講習で出会った先生は「世界史の勉強とはこうだ!」とハッキリ述べてくれました。

 

その先生は,

テキストに書いてあることをとりあえず全部説明するのではなく,

「理解しずらい部分」だけを説明し,あとは,教科書やテキストで生徒それぞれで勉強してもらう,というスタンスで

講習の5日間,授業をしてくれました。

 

 

夏期講習でのその世界史の先生は授業最初に

「歴史は『理解』するものである。

 そして,歴史でおきた事件や生まれたものは

 地形や特産物や地下資源,人々の思惑などが大きく関与してくるんだ!」

と言い放ちました。

 

私はそれにびっくりしました!

 

多くの先生が,「ゴロ合わせや,覚え方」を中心に話すのに対し

その先生は理解すること」を念頭に置いて説明してくれるんです。

 

それまでは全然わからなかった,

古代オリエントの王朝の興亡,キリスト教の歴史,古代ローマの政治史などが

その先生の説明で,すべて「理解」できました。

それまで,

点と点であった事柄だったのが「線」でつながった感じです

 

また

よく年号をゴロ合わせして覚えようとする人がいるが,それは時間の無駄

 だって,受験問題で年号を聞く学校なんてほとんどないもん

 それより理解」して歴史の流れをつかめば,問題でよくある事件の順番の並べ替えとか同時期の事件を選ぶのだって

 簡単にできる。

 また,事件や人物名をゴロ合わせで覚えるのも意味がない。「A→B」みたいに覚えたら,「A」で「B」を聞く問題は解けるかもしれないけど     「B」が問題で出た時,とっさに「A」は出ないよ。」と。 

 

「理解をする」ということを念頭においたとき,

今まで通常のレギュラーの授業で世界史を教えてくれている世界史の先生,

母の世界史の説明,がとても有意義なものだと気付きました。

 

それまでは「なぜ,彼らは,こまごまと説明するんだろう。どかんと覚えやすいことを言ってくれればいいのに。」と

横目で先生や母を見ていた自分が恥ずかしくなりました。

 

彼らは,ずっと,「理解させよう!」としてくれたんです。

なぜ,今まで気がつかなかったんだろう。とても反省しました。

 

今になって考えると,私は中学では無意識に「理解」して内容を覚えていたので,「社会は理解するもの」だと思っていなかったですね。

世間の風潮は「社会は暗記モノ」。なので,私も「社会は丸暗記できるもの」と勘違いしていました。暗記と丸暗記別物なのに・・。

 

高校になり,丸暗記では太刀打ちできなくなったのです。

でも,理系科目よりはできていたので,「世界史」ができないことに対し

気にならなかったのだと。

 

それが,私立を第一志望にし,英語・国語・世界史を中心に

本格的に受験勉強を始めたら,「世界史」が一番足を引っ張っていることに気が付き,

それでどうしようか?と悩んだときに,ちょうどタイミングより,その先生に出会えたのだと。

 

 

夏期講習以降は,もう1度,教科書と資料集を広げ,ノートにまとめ,「理解」を中心に勉強しました

 

地図で国の動き・流れを予想し,実際に歴史ではどうだったのか?と見ていくとわかりやすかった。

問題集を解く暇がなかったので,問題は,模試のやり直し,センター試験と受験校の過去問のみ,

という今では怖いことをやっていました。

また,イメージを持つことも理解するには必要だと考え,歴史もののマンガも読みあさりました。

 

なんとか受験で志望校に合格。

 

ただ,その時期は,「社会」は「理解するもの」とは思っていましたが,

それ以上の感情はとくにありませんでした。

また当時の私にとって,「歴史」は「点数をとるためのツール」であり,

「ドラマやマンガを楽しませるための手段の1つ」という程度でした。

 

それが,今,「歴史」を愛してやまない状態になったのか?それは大学編でお話します。

 

今回はここまで。次回は,模試について。

次回をもちまして,高校編は終了予定です。

 

 

 

 

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