社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

元社会科塾講師が勉強方法や社会科について
書いています。

歴史模擬授業も展開中♪

考える歴史と感じる歴史

2014年10月13日 17時34分12秒 | 社会の先生として・・
今日は約三年ぶりに、能楽鑑賞してきました!

大学時代に能楽部に入っていたし、出産するまでは能楽に色々とご縁があったので、2ヶ月に一回は能楽鑑賞してたのですが、出産してからは行けてませんでした。


ひさびさに鑑賞すると、忘れていた当時の感情や認識が思い出されました。

高校までは、「歴史」や「古典」、文学は、「テストで点数を取るために頭で理解して覚えるもの」だった私。今でも、それが一番好きですが󾠓

でも、能楽部に入って、その考えでは、能楽は楽しめないと気がつきました。

長い時代を生き抜いてきた能楽。そこには、当時の人の生き様や価値観がぎゅっと詰まっていました。
それを、まだ大きな挫折を知らない、努力することしか知らない大学時代の私は理解ができませんでした。

二年くらいしてやっと、「頭で考えるもの」でなく「心で感じ取るもの」だと気がつきました。
心で感じ取ったあとだと、「考えること」も「用語を覚える」こともできました。私の場合は、ですが…。


能楽に限らず、芸術や文化、というのは、感じ取れなければ覚えられないんです。

その行為は、方法は教えられるものではありません。
とにかく、その世界に触れ続けることで成し遂げられます。


生徒さんに文学史、文化史を教えるときに、「感じて」もらいたいのですが、政治史などとは頭の使い方が違うので、なかなか生徒さんに受け入れてもらえません。

でも、あきらめずに努力し続けたいな、と最近は思っています。

実際に教壇に立つかはわからないですが、マンガ、というツールで、考える歴史、感じる歴史の双方の大切さ、を伝えたいです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。