社会科塾講師☆ブログ~しゃかりき!~

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お雛様から学ぶ歴史・古典

2009年03月03日 15時33分23秒 | 歴史の勉強の際に知っておくと良いもの

今日は、雛祭り(桃の節句)ですね♪

雛祭りといえば、雛壇(お雛様)ですが、

お雛様をいろいろみていると、

宮廷(昔の天皇家と貴族)の役職がわかったりして便利だったりします

たとえば雛壇の最上部、お内裏様とお雛様

 

お内裏様というのは、

内裏(だいり)つまり天皇陛下のことです。

そして、お雛様は天皇の妻つまり皇后陛下のことです。

また、左大臣・右大臣などの役職のお人形がいたり、

5人囃子(7人囃子)も実在する役職(お仕事)です。

7段ある雛壇だと、牛車などの平安時代に実在した乗り物もあります。

※左の絵は私が描いたイラストで,実際の雛壇とは

 違う点がいくつもあります。

 

※ちなみに、武家式は5人囃子(太鼓・小鼓・大鼓・能管・地謡という能楽のおはやし)で、

7人囃子は宮廷の雅楽(笙・篳など)のお囃子のようです。

もともと、天皇家・貴族の音楽が雅楽で、

それに武家が対抗する形で室町時代に大成されたのが能楽ですので。

 

 

このように、身近なお祭りの中にも、歴史や古文を勉強する要素がたくさんあるので、

そういう風に視点をかえてみるのも、楽しいものではないでしょうか?

正式に歴史や古文を習い始めたときに、イメージがついているので理解しやすくなります。

 

 

 

 



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