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虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

地味ながら確かな実力を持つクルマ

2021-02-16 06:58:23 | 乗り物
スバルのハッチバック「インプレッサスポーツ」に、新グレード「STI Sport」が昨年秋に追加されました。
スバルのモータースポーツ部門である「STI」(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL INC.)が手がけたスポーツグレードで、個人的に興味があるクルマであった。

スバルは、同時期に2代目のレヴォーグ(ステーションワゴン)が登場し、登場後半年くらいになるが未だに好評である。
昨年の日本カー・オブ・ザ・イヤー(大賞)を獲得し、メーカー&ディーラーもレヴォーグを前面に出した販売を展開しています。

その流れの影響(?)もありインプレッサは地味な役割になっていますが、実力はとてもハイレベルで、着実に進化させてきた。
競合他社の車種(国産ならカローラスポーツ、マツダ3。輸入車ならVWゴルフ、プジョー308)よりコスパも高く、1600㏄NAの最廉価モデル(FF)なら車両本体価格が200万円少々と、現代のクルマの価格(+内容)を考えるとビックリなくらいだと思っています。

その最高峰に位置する「STI Sport」ですが、先日近くのスバルディーラーで試乗する機会がありました。
担当してくれば営業の方もかなりのクルマ好きのようで、初対面ではありましたが、すぐに意気投合。
その後、30分弱試乗しました。

自動車評論家やモータージャーナリストの寸評は、概ね素晴らしいもので、従来からスバル=4WDのイメージなのですが、今回はFFモデルが良いとのことで、気になっていました。

<感想>
・18インチの40扁平タイヤを装着しているのに、しなやかな乗り味は素晴らしすぎる。感動したばかりか、鳥肌モノでした。
 元々の素性の良さに加え、新たに装着した専用開発のフロントダンパー(ショーワ製の周波数応答型ダンパー)が良い仕事をしています。
 さらにリアダンパーも専用のチューニングを施すことで、意のままにトレースできるハンドリングと、滑らかで質感の高い乗り心地を実現できています。
 比較的荒れた舗装の市街地の道で、しなやかに動くサスペンションがフラットな姿勢を保ちながら、路面からの細かいショックをカットするだけではなく、段差を越える際もショックを軽くいなしてくれる。
・2リッター水平対向DOHC直噴ガソリンエンジンは、最高出力154PS、最大トルク196Nmのスペックで、従来型と変化なし。
 FFでも1350㎏の重量があるため、パワフルということは無いが、低回転域からスムーズに加減速ができるので不満は無い。
 スバルのCVT「リニアトロニック」は変な癖もなく、上記のエンジン(2リッターNA・フラット4)とのマッチングも市街地走行では十分すぎるくらい。
・短時間の試乗なので、何とも言い難いが、燃費は市街地で12~13㎞/L(車載のモニター数値)だったので、最近の低燃費エンジンよりは「大食い」である。これはスバル・ボクサー(水平対向)エンジンの課題ですね。
・諸経費をつけて350~360万円とのこと。
 決して安くはないが、ゴルフなどの定番輸入車と比較して見劣りしないクオリティを有しています。
・現代では運転支援機能(スバルの場合はアイサイト)が半ば必須要件なので、MT仕様がないのは、MT派には残念でならない。
 アイサイト非装着でいいから、MT仕様出してくれないかなぁ?海外にはMT仕様もあるみたいだから可能だよね?
 最廉価の1600㏄NA仕様で充分だから…ダメなの?

もっと注目されていい1台であり、同クラスではコスパも高い。
そんなに遠くないうちにモデルチェンジもあるだろうから、現行モデルの成熟度は高いですよ!

自身にクルマを買える資金がないのが悲しい(万年病だから仕方がないけど)。
宝くじでも当たれば買いたいくらい。
でもMTがないから、マイカーにはならないかな?

まぁいつもながら勝手なことばかり言っていますが、このクルマに興味があれば、食わず嫌いにならないで、ぜひ一度お試し(試乗)を!!