この前の週末、某所でサッカー少年団の練習試合を目にしたときのこと。
試合内容やプレイよりも指導者(監督やコーチ)の言動など姿勢が気になった。
それは相変わらず、ピッチサイドからのアドバイス(指示)が否定から入っていること。そして命令口調であることだ。
そのチームや試合の狙いが何かで異なるが、ますは楽しくサッカーをすることが第一ではないだろうか。とくにジュニア期はそこが基盤になるはずである。
練習試合を見ていると、選手たちがあまり楽しい感じではなかった。またプレイ中の声掛けも少なく、全般的に萎縮した雰囲気だった。両チームともそんな感じで、常に監督に怒られ(怒鳴られ)ないかと、どこか不安げな感じが漂っていた。
監督も「○○だろ!」とか「△△しろ!」ばかりで、肯定的な言葉はあまり聞かれなかった。同じ指示をするのなら、もっとポジティブでやる気の起きる方法はあるのに。あと指導(指示)にメリハリがないから、試合展開にも伝搬していた。
あれは監督の責任だね。やはり監督(指導者)の力量以上にチームは成長しないのだ。
あとは選手たちに任せる部分(裁量)を与え、クリエイティブにさせたら発展性が生まれるはずだ。子供(小学生)とはいえ、考えやイメージはあるはずだから。
スポーツは基本的に自由なもの。自由なものには責任が生じる。そこには自覚が生まれ、成長が促される。指導者はあくまでも導き役であり、サポートする役目でしかないことを理解すべきだ。
それが多くのスポーツ現場で見られるようになれば、この国のスポーツは大きく発展、成長するであろう。
指導者向けのプログラムの充実は必須ですね。でも形式的なものではなく、実務的でマインドに響く(落とし込める)ものが必要です。