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虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

軽くて強い

2012-12-25 08:56:11 | 乗り物
数日前のNHKニュースより。

「炭素繊維 新技術で自動車の部品に」
鉄よりも軽くて強い素材として注目されている「炭素繊維」の需要拡大に向けて、大手繊維メーカー各社は、自動車の部品に加工するための新たな技術の開発に力を入れています。
炭素繊維は、鉄に比べて重さが4分の1で、強さも7倍以上あるとされ、「東レ」の製品が最新の航空機の機体に使われるなど注目されていますが、価格が高く、加工も難しいのが難点でした。
このため「帝人」は、炭素繊維で自動車の部品を作ることで、需要を拡大しようと、金属のようにプレス機で簡単に加工できる技術を開発し、松山市に建設した実験用の施設で、今月から大量生産できるかどうか調べています。
また、「三菱レイヨン」は、炭素繊維の自動車部品の加工方法を研究している埼玉県の企業や、炭素繊維の材料の製造技術を持つドイツのメーカーを相次いで買収し、先月から自動車の部品を生産するための技術開発に、本格的に着手しました。
炭素繊維を自動車の部品に使えば、車体を軽量化でき、燃費の向上にも役立つとして、自動車メーカーも開発の成果に注目しており、繊維メーカー各社は実用化を急ぐことにしています。<了>

炭素繊維=カーボンファイバーは、ゴルフのシャフトや釣竿などに用いられているので、ご存知の方も多いでしょう。
自動車の分野では、F1(写真、1988年)など一部のレーシングカーでは、今から30年位前から車体(シャシー)の素材として使われ、近年の安全性向上に一役買いました。
記事でも触れられているように、コスト高&加工の難しさで、一般車に応用ができない状況でした。
今後の技術革新で、諸問題が解決されれば、一般車にも徐々に応用されてきそうです。
そうなれば、今までの常識を覆す自動車が現れるかもしれません。
勝手な予想ですが、5年以内に実用化した車両が現れるのではないかと思っています。