buriのフリーランスな日々 

東京武蔵野、赤松や桜、ドングリの木々に囲まれて育ち、原宿で青春をすごした後、中国と深く関わったburiのメモブログ

森の家と西の魔女

2011年05月20日 | 本・映画・音楽・美術のページ


梨木香歩さんの「西の魔女が死んだ」を
学生たちと一緒に読んで、内容を検討してきましたが、
今日は映画を見ました。




映画は、これまで見た映画のどれよりも、原作に忠実です。
映像は原作の一ページ一ページをめくるように作られている感じで、
本を読んだ者を納得させ、うならせます。
主人公たちの森にとけ込んだ生活、そして家族の心の動きが
見事に描かれています。









『西の魔女が死んだ』は200ページほどの作品です。
しかし、いつもは映画にも小説にも少々うるさい(つまり大好きな)学生たちを
今回の作品は黙らせました。






またキャストもよかった。
主人公のおばあちゃんを演じたのはサチコ・パーマー
アメリカロスアンジェルス生まれのアメリカ人女優です。
母親は、『愛と追憶の日々』(84/ジェームズ・L・ブルックス監督)で
アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した女優シャーリー・マクレーン。
父親は、『青い目の蝶々さん』(62/ジャック・カーディフ監督)の製作者スティーブ・パーカー。
両親共に親日家だったため、サチコと命名され、12歳まで日本で過ごしたそうです。







日本語が堪能で、その日本語のかみしめた感じの話し方が
おばあちゃんの孫に対する愛情でいっぱいです。

この映画は『西の魔女』と呼ばれるイギリス人のおばあちゃんを誰が演じるか、というのが肝心
だと思います。
適役でした!




写真はすべて八ヶ岳のロケ現場で撮ったものです


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1 コメント

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ご無沙汰しています (Kan)
2011-05-21 10:38:21
2年前に「原作と映画」の授業のサポーターでお世話になりました。
いつも楽しくブログを拝見しています。

「西の魔女~」は最後に読んだお話で、懐かしくてコメントさせていただきました。小説は一緒に読んだのですが、テストの都合で映画を観る回に行くことができなかったんです。…それが心残りで(笑)
でも、今でも「西の魔女~」の文庫本は大事に持っていて、よく読み返します。しっくりイメージできる丁寧で繊細な描写が好きで。今度絶対映画版を観ます!
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