B-winds(ブレイスの風)

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本物を、本物がわかる人に・・堀場雅夫氏の言葉

2008-08-08 07:36:28 | Weblog


「おもしろ おかしく」を社是とする堀場製作所創業者であり、学生ベンチャーのパイオニアである堀場雅夫最高顧問が、MCEIの講師として京都丹波口に来てくださいました。その時の堀場最高顧問と私との質疑応答の一部始終です。

「本日は、素晴らしいお話をありがとうございました。10年ぶりにお会いすることができ、本当に喜んでおります。」

「だいぶ老けたやろ?」(場内笑)

「いえいえ、全く変わりないお元気なお姿。感動しました。
さて、さきほど、御講義を頂きましたとおり、21世紀に入って、近代西洋文明は崩壊の危機にあり、ということは、私達の日々の生活が崩壊しかねない状況にあり、しかも厳しい弱肉強食の時代になっています。その中でベンチャーを立ち上げ、会社を維持しながら、少しでも社会貢献をしてゆきたいと思っているのですが、なかなか難しいものがあります。ベンチャー企業が生き残ってゆく為のポイントをぜひ、お教えいただけませんでしょうか?」

「まあ、あなたがどのような職種の会社を立ち上げたかにもよりますが、基本的には、やはり、本物の商品やサービスを提供することやね。
徹底して"本物"にこだわる事。これが企業が生き残るコツです。それともうひとつ、その"本物"の商品、サービスを"本物"と理解してくれる企業、人にめぐり合える事。堀場製作所がまだ小さかった頃、堀場の製品の良さを理解してくれる企業は日本には1社もなく、ただ、アメリカの企業だけが我々の商品の価値を認めてくれた。そういう"本物"の価値がわかる人に出会えるよう工夫することやね。」

「ありがとうございました。」


一言一言に、創業者としての"本物"の力強さ、重さ、やさしさを感じました。この日の堀場最高顧問の笑顔を、私は忘れないでしょう。
ありがとうございました。

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