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「おもしろ おかしく」を社是とする堀場製作所創業者であり、学生ベンチャーのパイオニアである堀場雅夫最高顧問が、MCEIの講師として京都丹波口に来てくださいました。その時の堀場最高顧問と私との質疑応答の一部始終です。
「本日は、素晴らしいお話をありがとうございました。10年ぶりにお会いすることができ、本当に喜んでおります。」
「だいぶ老けたやろ?」(場内笑)
「いえいえ、全く変わりないお元気なお姿。感動しました。
さて、さきほど、御講義を頂きましたとおり、21世紀に入って、近代西洋文明は崩壊の危機にあり、ということは、私達の日々の生活が崩壊しかねない状況にあり、しかも厳しい弱肉強食の時代になっています。その中でベンチャーを立ち上げ、会社を維持しながら、少しでも社会貢献をしてゆきたいと思っているのですが、なかなか難しいものがあります。ベンチャー企業が生き残ってゆく為のポイントをぜひ、お教えいただけませんでしょうか?」
「まあ、あなたがどのような職種の会社を立ち上げたかにもよりますが、基本的には、やはり、本物の商品やサービスを提供することやね。
徹底して"本物"にこだわる事。これが企業が生き残るコツです。それともうひとつ、その"本物"の商品、サービスを"本物"と理解してくれる企業、人にめぐり合える事。堀場製作所がまだ小さかった頃、堀場の製品の良さを理解してくれる企業は日本には1社もなく、ただ、アメリカの企業だけが我々の商品の価値を認めてくれた。そういう"本物"の価値がわかる人に出会えるよう工夫することやね。」
「ありがとうございました。」
一言一言に、創業者としての"本物"の力強さ、重さ、やさしさを感じました。この日の堀場最高顧問の笑顔を、私は忘れないでしょう。
ありがとうございました。
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