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エノキタケ

 高尾山“4号路”の枯れ木に発生した「エノキタケ(榎茸)」。タマバリタケ科エノキタケ属で晩秋から初春に掛けて見られる。広葉樹の枯れ木や切り株に発生するが雪の中からでも発生する。スーパーで売られている白く細長いエノキタケの姿とは見た目が全く異なり、笠の色は茶褐色で直径は1センチほど。成長すると2~8センチになり笠は次第に平開する。
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セイヨウミザクラ・1~開花

 東日本大震災から今日でちょうど10年。あの日私は千代田区にある会社で会議中だった。大きな揺れが何度も起こり窓から見ると首都高の高架脚がグラグラ揺れ、遠くの高層ビルも大きく揺れていてまるで隣のビルとぶつかるようにも見えた。地震が治まりテレビを見ると津波到来のショッキングな映像が流れている。当然その日は帰宅難民になり、夜はテクテクと“新宿通り”“甲州街道”を3時間歩いて杉並区にある友人宅に辿り着いた。復興の道のりは長く被災者の方々はまだまだご苦労が続くが改めて心よりお見舞い申し上げたい。
 東北地方を襲った大津波の最高到達地点を結ぶラインに桜を植樹して桜並木を作ろうというプロジェクトが始まり私は2013年12月に参加した。私の名札が置かれた桜が南三陸町歌津田ノ浦(北緯38度44分、東経141度32分)と石巻市雄勝町(北緯38度29分、東経141度29分)に植えられている。また2014年2月には息子の結婚記念でもう1本追加した。当時は苗木だったが今は大きく育って毎年花を咲かせていることだろう。この桜並木によって大震災が世代を超えて語り継がれ、また将来予測される大津波の際の“避難の目安”にもなるという。コロナ禍が治まってからいつか見に行こうと思っている。ちなみに桜の品種は寿命の長いエドヒガン、ベニシダレ、オオシマザクラなどが選ばれているようだ。
 写真は大栗川沿いの遊歩道で満開になった「セイヨウミザクラ(西洋実桜)」。バラ科サクラ属の落葉高木で早春にソメイヨシノよりも早く咲き、5月には真っ赤な甘いサクランボをたくさん稔らせる。
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シラキ・1~冬芽

 長沼公園“栃本尾根”に生育する「シラキ(白木)」。トウダイグサ科シラキ属の落葉小高木で樹皮が白っぽいことから名付けられている。冬芽は長さ6~7ミリで葉痕は半円形。維管束は3個ありまだ眠そうな顔に見える。
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