goo

ハカタシダ・3~蛇滝道

 高尾山“蛇滝道”で多く見られる「ハカタシダ(博多羊歯)」。オシダ科カナワラビ属の常緑性シダ植物で福島県以西の山地の林床に生育する。中軸基部側から側羽片が通常は3~5対見られその先は頂羽片となる。基部に一番近い最下羽片の第一小羽片はピンと長くなっているのが特徴。図鑑などのハカタシダは美しい縦縞の斑入りでそれが博多帯のイメージに似ていることからの命名だが、このあたりのものは斑が見られない。
コメント ( 10 ) | Trackback ( )

ツチグリ・3~晴天の旅人

 ツチグリ科ツチグリ属の「ツチグリ(土栗)」。雨が降ると外皮が拡がり地球外生命体のような姿になるが、晴れて外皮が乾燥すると内側に縮んで丸くなり風によってコロコロと移動する。写真でわかるようにツチグリには根は無く一ヶ所に定住することはない。雨の日はその場にとどまって胞子を出し晴れの日には移動することから“晴天の旅人”のニックネームがある。
コメント ( 14 ) | Trackback ( )

ワビスケ・2~上柚木公園

 上柚木公園の林縁に咲く「ワビスケ(侘助)」。ツバキ科ツバキ属の常緑小高木で樹高は3~4メートル。ツバキは園芸種が多くその名前を調べるのが大変なので、花が咲いていても素通りすることが多い。この日も目的は違う花だったが横を通る際にあまり平開していない花が気になり念のため撮っておいた。調べてみると“秋の山”や“秋一番”と呼ばれる園芸品種のようだ。
コメント ( 8 ) | Trackback ( )