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キッコウハグマ・2~開放花

 10月の東京は24日間降雨が観測され、さらに週末は4週連続の雨。しかし今日は晴れの特異日と呼ばれる“文化の日”で、その名の通り朝から青空が広がった。こうなると、先週の宿題を終わらせるしかない。何としても開放花を見たいという“執念”が天に通じたらしい。小山田緑地の“梅木窪分園”の山道を登っていくと先週末に閉鎖花を見つけたあたりに白い小さな花。『やった!!』と小躍りしてカメラを向ける。「キッコウハグマ(亀甲白熊)」の頭花は直径8~9ミリのひとつの花のように見えるが、3個の小花からなっている。小花の幅は4〜5ミリで、花冠は5深裂している。キッコウハグマは閉鎖花になることが多く、このあと“梅木窪分園”の山道を丹念に探したが、開放花は、結局このひとつしか見つからなかった。写真の右後方に写っているのは閉鎖花。次はもう1ヶ所、生存情報のある本園の小山田の谷に向かってみる。キッコウハグマはキク科モミジハグマ属の多年草。
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ツルウメモドキ・1~果実

 松木公園の植栽に絡んでいる「ツルウメモドキ(蔓梅擬)」。ニシキギ科ツルウメモドキ属のつる性落葉木本で雌雄異株。同じ仲間のニシキギ科の植物と同じように、春に目立たない花を咲かせるが、秋には派手な色の果実で俄然存在をアピールする。黄色の外皮が3つに裂けると中から赤い仮種皮に包まれた種子が現われる。果実の直径は7~8ミリ。
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カキノキ・1~葉

 カキノキ科カキノキ属の「カキノキ(柿の木)」。秋に綺麗に紅葉するが、その葉には丸い点ができることが多い。中には赤い部分との対比がとても綺麗になっているものもあるが、どうやらこれは黒星落葉病と呼ばれるもので、紅葉途上のものではないようだ。赤い部分は正常だが黒い部分が細菌に侵されている。柿の葉に含まれるビタミンCやタンニンに抗酸化作用があり食物の防腐に良く利用されているが、自身の葉の病気には効かないようだ。
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