アマチュア無線局 JO1KVS

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1アマ受験の勉強

2006年11月01日 20時28分15秒 | アマチュア無線
 きっかけを書いたのでその後の勉強のことを書きます。

 教材は、教科書2冊ほど、問題集を2冊、それとウェブ上の過去問題です。
 主に取り組んだのは問題集です。頭からガンガンやります。類似問題が連続するので、わかる内容ならそれが復習になっていい勉強になります。なんとなく出来たような気になってしまいますが・・・。回答に解説がありますからそれが理解出来ればなんとかOK。ただ、ある程度の数学の知識はあることが前提のようで、解いている途中の式が飛ばされていたりすることがあり、そんな時は教科書の出番です。しかし一冊の教科書ですべてわかりやすく解説されているはずは無く、読んでもわからないところは結構あります。そんな時は別の資料を見ていくわけです。
 案外良かったのは、ガルスカ本と呼ばれている問題集です。これは上級ハムの試験も暗記で合格出来ると最初に言い出した本です。改訂版が出ては居ますが、この本だけで合格させまいと、出題側も問題を変えたりしているような気がします。hi。この本のいいところは、他の教科書が触れていない、基礎的な解説や、覚え方、要点が書いてあることです。結構これが役に立ちましたので、目を通されると良いと思います。
 もっと基礎的な部分で役に立ったのは、電子ブロック復刻版の限定スペシャルパックに入っている電子ブロックのガイドブック。これにはコイルとコンデンサー、トランジスターのことがわかりやすく書いてあります。
 解説に書いていなくても、類似問題を見ていくと、自分なりに法則が見つかることがあります。コンデンサーなら加える、コイルなら引く、みたいな法則を自分で発見するのです。そしてそれを他の問題でも検証してみます。間違いがないことがわかればそれはしっかり焼き付きますから大きな武器になります。
 公式の表す意味も考えるといいです。距離の二乗に反比例で有名なのは、磁石の力。これなら体験出来るので是非2個の磁石のNとNを近づけて体験してみてください。近くなると急激に弾く力を生じるはずです。これが距離の二乗に反比例です。
 分数は分母仲間と分子仲間のチーム戦だと考えましょう。仲間が増えればそっちのチームが強くなるというものです。
 さて、これらのお世話になるのは計算問題の多い前半の教科です。そこからは理屈の分野になっていきますので文章問題が増えます。こうなると「正しく述べたこと」をしっかり覚えてしまえばいいわけで、自分が文系だろうが理系だろうが関係なく、正解を選ぶだけという作業になります。このあたりは4アマの試験に通ずるものがあります。理解しようがしまいが覚えていけばよいのです。特に空中線とか電波の伝搬は大好きな分野でしたから、ハイハイそれ知ってますよ、的にクリアすることが出来ました。
 法規はまさにこれですから、引っかけ問題に注意してしっかり覚えることです。
 実は計算問題を全部捨てて、文章問題を完璧にこなせばギリギリ合格出来るのです。とは言え捨ててしまうのは危険なので、文章問題はしっかり、計算問題もそこそこ点数を取れれば、合格圏に突入出来ます。合成抵抗、容量、平衡した抵抗値からは絶対1問は出ますから落とさないようにしましょう。自分はキルヒホッフの法則問題をこの勉強で100パーセント解けるようになりました。当日は出題されなかったのでガッカリでしたが、出たら解けるというものを増やしておくことは必要です。
 上級ハムは、自分で回路も設計出来て、自作で何でも作り、無線機の修理も出来る人がなるものだと思っていましたが、国家試験の問題を見る限り、アマチュア局の運用するにふさわしい最低限の知識を問うだけ、なのだなと思いました。
 要はなんでも出来る人、何でもわかっている人、満点が取れる人、が求められているのではなく、合格点が取れる人、であればいいわけです。
 過去問題をそのままやってみるのは良いことです。自分も何度も不合格が出ました。直前まで何度かやりましたが、最後ギリギリ合格レベルでした。当日も電車でも現地でも試験直前まで勉強して、その甲斐あってか模試よりいい成績で合格出来ました。試験中にこれは取れた、という問題にマークして足しあげると、まだ不合格ラインでしたが、多分あっているという問題は全部あっていたのでクリア出来ました。法規は理解出来ない問題というのはありませんから、覚えていない問題以外はまず得点が取れると思います。
 とにかくギリギリまでジタバタしろ、が良いと思います。中年以降は脳の奥まで染み渡りにくいので、揮発性メモリーが消える前に答えてしまうのが○ですね。hi
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