アマチュア無線局 JO1KVS

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モバイルキャスト放送停波で受信環境がクリーンに

2016年07月02日 07時04分26秒 | アマチュア無線

モバイルキャスト放送、NOTTVのサービスが停波しました。会員数を確保できず黒字が見込めないからです。 

210~220MHz辺りの周波数を使用した超強力な電波を、その辺の見晴らしの良い山に従来から設置されていた中継施設から地域への防護基準はどうなの?と言うほどの強さでばらまいていた、結構問題児の電波でした。

城山湖のすぐ上にある4本の中継アンテナの一つにもこの送信施設があって、突然放送局並みの高出力、広帯域の電波を浴びせられるようになり、一部のハンディ機ではビービー、ギャーギャー、ザーザーとしたノイズで振り切って430MHzが使えなり、クラニシのアンテナアナライザはその強力な電界強度ゆえ誤動作して使えず、HFも機種によっては謎のノイズがS9で振るようになり悩まされていました。

ある日を境にこの現象が始まりました。それがモバイルキャスト放送の試験放送からでした。この頃は夕方になると停波していたのですが、本格放送が始まるとこの電波障害と言ってもいい状態が常態化しました。

各地の有名な移動ポイントもこの電波に晒されていろいろと問題が起きたようです。中でも酷いのは、そのポイントにあった中継施設が送信所になってしまったところ。集いの場でもあったそこは移動運用ポイントとして使えなくなりました。

という訳で我々にとってはすごく迷惑だった電波(こんなに強い電波を近くで撒き散らすのはこのサービスくらいですから)が停波しました。

恐らく各種業務の方もいろいろ影響を受けていたと思われます。(ゼネカバ受信を重視したアマ機が一番弱いですけど)

受信環境、なんかクリーンになったぞ(中波とか短波も含めて)、という方は、恐らくこの電波が悪さをしていたのです。確認してみてください。今は問題が消えているかも知れません。

他の業務へ再割当てとなりそうそうですが、くれぐれもパワー控えめの、問題の起きない使い方をしてもらいたいものです。
お金で周波数が買えるのならJARLに買ってもらいたいですね。会員専用のアマバンド。面白いかも。 

ここは国際分配の第3地域なのでアメリカみたいに220MHz帯のアマチュア無線が開放されることは無いでしょうけど、アマチュア無線で使ってみたい周波数帯ではありますね。きっとよく飛びます。

コメント
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