自分より身体能力の高い選手と戦うには、相手よりも先に動き出すこと。そのときに必須なのが、瞬時に状況判断をして正解を導く力だ。それを、中村俊輔は「察知力」と呼ぶ。サッカーでは一瞬の判断が勝敗を決する。彼は、毎日の反復練習と情報収集、こまめな目標設定と自己反省を、特にノートに「書き付ける」ことで、自分を客観視し、この力を磨いてきた。世界から注目される名選手の心身鍛錬術は〝シンプルなことの継続〟だった。裏表紙より。
「フリーキックめっちゃうまい(らしい)人」という程度の認識。
第一章 成功へ向かうとき、必要なものが「察知力」だタイトルとって「ひゃっほぅ!」な気分になるどころか、
MVPをもらった瞬間だからこそ感じた「危険」
MVPを受賞したからといって、何かが完結したわけじゃない。ひとつのシーズンが終わったに過ぎない。まだまだ僕はサッカーをプレイし続けるのだから、先のことを考えて準備しておかなければいけない。
敵チームが立てるであろう「自分対策の対策」について考え始めていたという。
まさにロニ。
「俺の進化は止まらんぜ!」
「考えること」で、足りないものを補った『考えること』に『身体能力』は関係無いもんね。
サッカー界には「ボールは汗をかかない」という言葉がある。これはボールは幾ら動かしても疲れないんだから、人間が走るよりもボールを走らせろという意味なんだけど、「考えること」もこれに似ている。もちろん試合中に考えすぎて、頭が疲れるということはあるけれど、普段の生活でどんなに悩んで、考えても、それが無駄になることはない。
つまり「考えないヤツ」はもう「頭」がね、うん。
第二章 僕はこうして「察知力」を磨いてきた『よかったな』と思えるかどうかが、失敗を失敗で終わらせない鍵か。
第四節 僕を育てた「壁」
オシム監督下で初の試合。難局こそ、課題を見つけるチャンスだ
難しい状況に立ち向かい失敗し、「中村、ヤバイんじゃないか?」という状況になったとしても、そういうときは課題が出たということだから、「課題が見つかったぞ、よかったな」と僕は感じる。その課題を拾って、また考えて、練習すればいいと。
そうすれば、失敗も糧となる。
野球でドラフト指名は上位だったのに・・・・・・ってケースの原因はこの辺かな。第五節 海外へ移籍した理由
出発地点は、過酷なほど可能性も広がる
プロ契約を結べたことで満足する選手はいない。契約はあくまでも出発点。誰もが上を目指して戦っている。
指名された時点で周りが持ち上げすぎ。
「俺流に監督側が合わせろ」なんてのは、本当に一握りの天才のみ、か。第七節 すべての監督から、学びがある
常に選ばれる選手になるためには、変化の「空気を読むこと」
大事なことは、変化の空気を読むこと。
監督がなにを望み、どんなプレーの選手を求めているかを察知し、要求に応えられる準備をしなければならない。
幸い上がコロコロ変わるってことはないけど・・・・・・まだ。
百害あって一利なし。第九節 妥協しない姿勢
ふてくされている時間ほど、無駄なものはない
ふてくされる時間が一番無駄だ。その時間が生み出す〝いいこと〟なんて、何ひとつない。精神的にイライラしていると、プレーの質も下がり、あっという間に、チームメイトに追い抜かれてしまう。悪循環という言葉通り、悪い方向へと転がっていく。
時間も「mottainai」の精神でいこう。
第三章 「察知力」を活かして未来へ進む( ゜∀゜)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \ / \ / \ / \ / \
第二節 ベテランの価値
ベテランこそ〝空気を読む力〟で自分を磨く
「考える力」は、年をとっても関係ない。いや、逆に、経験を積んだぶん、判断のスピードや質は上がるはず。「考える力」は武器となる。だからこそ、年を重ねれば重ねるほど、今まで以上に空気を読み、察知し、考える力を磨いていかなくちゃいけないと思う。
時間が過ぎただけで、何も積んじゃいないんだ。
必ずしも「洗練された文章ではない」からこそ、
グッとくるというか・・・・・・真剣に、本気で書いたことが伝わる文章。
サッカーのことは知らなくてもよろしい。
仕事への姿勢を考え直すキッカケになり得る本。
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