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小説ドラゴンクエストⅤ2⃣ 久美沙織 1994年10月19日 エニックス

2018-06-02 08:18:42 | ドラゴンクエスト
あれから10年。過酷な日々に耐え、リュカは青年へと成長していた。共に苦しみを分かち合ったヘンリーと旅を続けるうち、リュカは魔物使いとしての力に目覚めていく――。新たな仲間との出会い。そして別れ。勇者を求めて、新大陸へと旅は続く。青年時代のリュカが、真実の愛を得るまでを描く第2巻、堂々の文庫化。ゲーム「ドラクエⅤ」の感動を再び!
前袖より
青年編はっじまっるよー



1 望まれしもの


 生み落としたその日、パリラは死んだ。我が子マーサを祝福しながら。なぜなら、パリラは知っていたからである。ほかでもないその子が、エルヘブン数百年の歴史上の誰よりも優れた巫女となるさだめであることを。
『さだめ』だから仕方ない


実際、マーサは幼少期からその力の片鱗を見せ始めました
「力というものは」
 モーリアンは横長の椅子に腰を下ろし、隣にマーサを座らせた。
「つねに責任をともなうもの。より強いものは、より慎重で寛容でなくてはならない」
祖母の教え・其の1
いわゆるスパイディ


「知っていることと理解することは違う。わかっていることと、そうできることも違う」
祖母の教え・其の2
だが凡人はスーダラ節



2 騎士の誕生


「おまえ、どっちだと思う? 次に指輪を預かるのって。力からいって、エリーサか俺か、たぶん、どっちかじゃねぇ? だが、エリーサはもう婆ぁだ。前の冬にも関節が痛いって寝てばっかりだった。おい、マーサ。なぁ、もし誰かに相談されたら俺を推・・・」
イーブ、マジKY


マーサは12歳で大巫女を継ぐことになりました
つまり前任者であったモーリアンは・・・・・・ね
悲しんでいたマーサにスライムのピエールが会いに来ました
「うん。あのね。ぼくたちスライム一族ってね、人間とか、普通の生き物より、ずっと進化のスピードが速いんだって。その時々の必要に応じて、どんどんいろんな種族に分化していくらしいの。そうして、ぼくたちの進化にはね、偶然や、環境や、親のスライムがどういうタイプだったかももちろん関係あるんだけど、魂が純粋な子供のうちに、将来こういうスライムになりたいなぁって、強く強く思うのが一番効くんだって」
スライムの『進化』事情
仕事絡みでろくでもないことをする奴は、
そもそも不純な動機でその職に就いたということに違いない(名推理)


で、ピエールの場合――
「だから、ぼくは、一番なりたいスライムになることにしたの。芽をだして、騎士を囃せば、その騎士が立派に育って、やがて鎧とか着ることができるようになるんだよ。剣や盾も持てるんだ。ぼく、将来、きっと立派な強いスライムナイトになって、マーサを守ってみせるんだっ!」
これは眩しすぎるほどに『純粋』ですわ


スライムはおろか凶暴であるはずの魔物たちと友達になるわ、
『乱暴な呪文ばっかり得意』なイーブに目をつけられてるわで
マーサのことはいくら心配してもしたりないくらいですぞ
もっとも――
「ずっと前から待ってるの。そのひとが来るのを。誰かは知らない。なまえも知らない。でも、逢えたら、きっと、ひと目でわかる」
ピエールの心マーサ知らず


 いいさ。あなたが誰を思っていても。
 ぼくはきっと、必ず、強くて立派なスライムナイトになって、マーサ、あなたを、守ってみせる・・・・・・!
なんだただのイケスラか


 ピエールの願いは叶わなかった。それどころか、彼はマーサに別れを言うことすらできなかったのだ。
何年にも渡った『騎士の芽』との孤独な戦いに耐え抜いたピエール
『騎士』となった喜びを早速マーサに伝えようとしましたが、
彼女の家には誰もいませんでした


通りがかりの爆弾ベビーに話を聞いてみたところ――
「みんな、すごくおこって、おいかけたの。それで、ひとが、いっぱいいっぱいいなくなったの。それから、なんか、けんかになったの。それで、いっぱいかえってこなくなったの。もう、ずっとずっとずっとずっとまえのことだよ」
絶望した環境の変化に絶望した
村の外から来た『戦士らしい人間の男』許すまじ


その後、あてもなく彷徨っていたピエールは、
とある地域で近隣の魔物の『頭領』のような存在だったソルジャーブルに拾われ、
その指導の下『魔王の使い』に『優秀な戦士』と評されるほどに成長
そして・・・・・・ピエールは配下を率いて魔王傘下の兵隊となりました
 ピエールは、じっとしていられなかっただけなのだ。何かを憎む必要があった。鬱屈した気持ちを、どこかにぶつける必要があった。たとえば、人間。人間どもを相手に戦い続けていれば、いつか、マーサをどこかに連れさってしまったそのよそものの戦士とかいう奴にも出会えるかもしれない。もし会えたら。
 斬る・・・・・・!
これは斬っていいよね


『歴戦のつわもの』として魔界でも名を知られた存在となったピエール
しかしぶっちゃけ魔王がどうのなんてのはどうでもいい
 愛するものを取り戻すために。
 諦めることによって、永遠に失ってしまうことを避けるために。
 ピエールが戦い続けずにいられぬことを、誰ひとり、知りはしなかった。
これは『忿怒』の『騎士』ですわ




3 出会い


「塔はすでに落ちております。宝物は奪われ大地や床に、ここかしこ、傷つき呻く魔物やら冥府にたびだったものたちが」
「・・・・・・遅かったか」
ピエールは魔王の命で配下と共に『神の塔』へさしむけられましたが、
どうやら予想よりも人間の行軍が早かった様子


しかしあの『神の塔』を落とすとは相当な大軍が動いたか
「いえ、ほんのひとにぎりばかりの小勢だったと聞いております。敵の長は、うら若い黒髪の男とか」
「若い男?」
ほうほう


手練れの存在に興味を持ったピエールは、
神の塔を落とした連中を捜索しそれらしい馬車を発見
移動ルートを確認し、岩だらけの海岸で包囲待ち伏せ準備おk
さぁ狩りの時間ですお
 が。先導の男の鼻歌は、ピエールが身をひそめた岩くれの間際でぴたりと止まった。
 ・・・・・・くる!
ほう、人間ごときがやるではないか!


開戦だぁぁぁ
「・・・・・・かこめ・・・・・・まわりこめ! はさみ打ちだ!」
「無理です、お頭! ・・・・・・こいつら速すぎ・・・・・・うわおがぁっ!」
ばかな、この魔界でもつわものと知られるピエールさまの襲撃がこうも容易く


敗れた配下は次々海へと落とされ、ピエール自身も黒髪の男に苦戦
止む無く撤退しようとしたところ、満潮という想定外の事態で渦に飲まれ・・・・・・
ざんねん! ピエールの冒険は これでおわって
 ピエールはそろそろと顔をあげ、馬車と人間たちと自分とが、満ち潮に取り残されたわずかな岩崖の足場に窮屈に同居しているのを知った。すぐそこは、凄まじく沸き立った黒い海だ。見回してみると、さっき自分をすくってくれた剣鞘が、黒髪の男の立てた膝の間にもたせかけられているのがわかった。
ほうほう
黒髪の男が助けてくれたのか


観察してみよう
 くっきりと濃い眉、ひと筋高く通った鼻、つぶらといっていいほど大きな瞳。いくさやつれの黒ずみは煌めく波の反射に隠れ、顎や頬の輪郭の硬さがこの角度の横顔では打ち消されたため、その顔は、あなどりがたい戦士などではなく、ひどくあどけなく、傷つきやすそうに・・・・・・たとえば、清楚で気丈な美少女のように見えた。いや、そうではない。実のところピエールは、見たとたんどきりと、ただひとりの少女を思いだしたのだった。
むむむ?


3匹の魔物を連れた黒髪の男の正体は、そういうことだったのでした
「マーサが心待ちにしていたのは、ほかならぬあなたの父上だったに違いない。すべては運命だったのに違いない。・・・・・・でも・・・・・・さっきのお話の具合では、お母さまの顔も知らぬとか? その後マーサは、また行方知れずになったのですか?」
「そうなんだ」
彼女は生まれながらのさだめの旅人なんじゃよ(てきとう)


神の塔を攻略した理由までを話し終えたところで、
腐った死体のスミスがついでに質問
「ま、前から、し、知りたいと思ってたんだけど、りゅ、リュカたち、ど、どれ、奴隷だったことがあるって、ほんと?」
リュカとヘンリーは『光の教団』とやらで10年『奴隷』やってたで
どんだけ人生ハードモードなのか


今回同行したマリアも、元は教団の信者ながら
奴隷制度に疑問を持ったことで、2年の間奴隷仲間に
先ごろマリア他若い娘に乱暴しようとした見張りの鞭男を半殺しにした結果、
危うく処刑されそうだったリュカとヘンリーでしたが、
マリアの生き別れの兄ヨシュアの助けで3人は教団を脱出できたのでした

それにしても光の教団のイブールってやつは悪い奴だなー
「いま、イーブと言いましたか?」
「いいえ、イブールです。それが、あの教団の教祖の名ですわ!」
似た名前の奴がいるもんだね
「イ」と「ー」と「ブ」が入ってたらろくでもない奴なんだよきっと
「イーブイ」とか最悪やね(流れ弾)


奴隷になるに至った原因までを話し終えたところで――
「どうかわたしをお伴に加えてください。わたしはかつて、マーサの役にたちたいと願って騎士を生やした。マーサと縁深いあなたがたの助けとなりたい。許していただけますか」
「もちろんさ!」
スライムナイトが なかまに くわわった!


マリアを修道院まで送った後、一行はラインハットへ!
国を乗っ取ったニセ太后を叩きのめすのじゃ!
 ラインハット歴四百七十六年。こうして、王家血統に長らくつきまとった忌まわしき伝統、血で血を洗う相続争いは大団円の決着を見たのだった・・・・・・。
でも、そのうちまたお世継ぎ問題やらかすんでしょう?(台無し)
今の代を実際に経験した人間がいなくなる3~4代後あたりが危ない


 十年の余、運命を共にし、血命を預け合ってきた友である。兄弟の絆に勝るとも劣らぬ契りを持つふたりである。別れがたい思いは、わざわざ言葉にするまでもない。
 だが、ラインハットはいま、ヘンリーを必要としている。
ニセ太后戦強制参加うぜーとか思ってごめんね



DSⅤやりたくなってくるから困る
いや新1そしてⅣをやらないといけないから






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