№388◆思案疑惑と不信
サトビ「本当にいいのか?奴等に好き勝手させて」
マオール「やむを得まい」
「念能力の修得が最優先だ」
ロンギ「でも この状況が連中の狙いだったとすれば我々はまんまと術中にはまる事になりますね」
第7王子ルズールスの護衛サトビ、
第5王子ツベッパの護衛マオールたちを煽ってるようにしか見えないんだよなぁ
やはりこいつが刺客に違いない(名推理)
まぁ互いに監視する形なら安全て話だったところで、
クラピカとビル相手に2対1で密室ってなれば警戒するのが自然だわな
ヒュリコフ「操作されているかどうかは注意深く観察すればわかる」第1王子ベンジャミンの私設兵は親切だなー
「これは我々の防衛にも関わる事だ信用してもらおう」
なんてね
ヒュリコフ もしも この短期間で実際にラジオラスが念能力を使えるようになって出てきたら『クラピカとビルの能力を把握する』チャンスだもの
何らかの能力を使用した事に疑いがなくなる・・・!
他の連中にはエサになってもらうだわさ
といっても・・・・・・
ここでクラピカ自身が特質系だと明かしたことが効いてくるんだなこれが
特質系能力の『副産物』が対象の念修得だとしたら、
結局わかることは「クラピカは特質系」ってことだけっていう
バビマイナ「慎重に情報を小出しにして事を進めているだろ」ますます重要度が上がっちゃうじゃないですかやだー
ヒュリコフ「同感だ・・・・・・お前の言う通り焦ると墓穴を掘る・・・認めよう」
「難敵だ」
ラジオラスが出てきました!
ヒュリコフ ・・・明らかにオーラの流出量が増えている・・・!!念を修得しコントロールする段階に入った者の状態だな・・・!そんなレベル!?
前情報が無ければ・・・およそ一年間毎日最低3時間は念の基礎修行をした成果だと思うだろう
いや基礎修行だから「練」を3時間(NGL篇のゴン&キルア)とは違うか
そしてラジオラスを見る限りは操作はされていない様子
クラピカはこの行程を全員が終えるまで、先に受けた者に『箝口令』指示
誰かが喋ったら『講習そのものを中止』と言い出しました
さらっとまた後出しですまったくなー!
マオール「上位王子の護衛を「意図的な違反」の抑止に利用する気だろう」何でも利用します
「奴の思惑通りもし違反による中断となれば私でもその張本人を訴追するだろう」
次はだーれだ
クラピカ「マオール次は貴方だ」年齢の割に覚えがいいそうです
マオール「!」
うるさいのの片方を早めに黙らせとこうって『方便』ぽいけどな!
さて・・・・・・どうやって対象を念能力者として覚醒させるのか?
クラピカ「コップの中に入っているのは植物の種だ」『水見式』の応用・・・・・・?
「通常の水見式で予め異物を入れる事はしないが」
「端的に言うなら「やむを得ず」」
「こういう仕様になった」
どうすんのかと思ったら『外法』とか言い出しましたよこの人
やはり1人ずつ始末していく算段か今すぐ国王軍を呼ぼう
クラピカ「‶外法〟として禁忌扱いするために便宜上‶攻撃〟という言葉を使っているが」ほうほう
「実は‶治す〟能力や‶貸す〟能力などもこの‶攻撃〟に含まれているんだ」
ビスケの「まじかるエステ」も『治す』に含まれるのかしら
ここでビルの出番です
水見式の実演かな?
ビルの個別能力判明か・・・・・・!
マオール「お・・・!?」
クラピカ「ビルは強化系能力者」
「‶発〟によって対象物の成長を促す事が出来る」
マオール「・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「驚いたな」
種入り水見式はそれの実演でもありましたと
銃を構えるビンセントに突撃かけたのも強化系なら納得だし、
同時にウヴォーギンがいかにハイレベルだったかの証明でもありますな
「凝」を怠ったのはクラピカの演技がアカデミー賞だから仕方なかったいいね
ビルの成長能力(仮)を対象に使うだけだと、
念無しの人間を覚醒させるほどの力は無いらしい
クラピカ「ビルの能力を私が借りてそれを貴方にさらに貸す」イルカさん大活躍
・・・・・・ちょっと待て、2週間の約束って
「自分以外の誰かの能力を借りる」のが前提だったってことじゃね?
ビルの能力が非直接戦闘系の能力だからよかったけど、
「死亡遊戯」みたく発動したら死ぬまで解除不可だったら・・・・・・
念の講習会やるお!って話になるまでに相談する時間あったっけ?
マオールはクラピカの話を――
ヒュリコフ「ラジオラスもマオールも念能力を使う準備が出来ている」信用したようであります
「クラピカが言っている事は本当だな」
クラピカが特質系能力で何かしているのは確定的に明らか
バビマイナ 奴があえてこちらに与えている情報によって我々は逆に抑制を強いられている特質系マジチート
あの見た目通り指ごとに5つの能力を使い分けるとしたら我々は奴の能力についてまだ何も知らないのと同義だ
マオールの様子はヒュリコフやバビマイナから見てどうだい
ヒュリコフ 見た目は文句のつけようのない修行過程者だ・・・それにそぐわない大量のオーラをのぞけばな・・・従事者であるラジオラス(他に従事者は2名)はともかく、
あれが演技なら操ってやらせるなんてレベルの芸当じゃない一級の手練れだ
バビマイナ 高い戦闘技術を持つ兵士があれだけのオーラを湛えていたらいやでも警戒せざるを得ないし事実上フィジカル面でのアドバンテージは無いに等しい
マオールはじめ私設兵連中は『戦闘技術』があるんだよね
これで強化系ならもう戦力にカウントできちゃうんじゃね?
そういやラジオラスとマオールは何系なんだろうね?
今度は第10王子カチョウの従事者ユウリの番です
クラピカ「そのオーラは借り物なので貴方の能力ではありません」あれっ?
「しかしこれで覚醒しましたから呼吸鍛錬によって‶纏〟と‶発〟を会得しさえすれば」
「誰にも知られず一人で水見式を行い自系統の判別が可能となります」
ユウリ「・・・・・・」
「え?」
こっちもリスクあんだからお前等の系統情報くらい寄越せって言ってたやん?
クラピカ「この複雑な行程をあの場では説明し切れませんからね」傲慢にも見える態度から一転てこれ詐欺師のなんでもない
「それと皆さんの覚悟の程も知りたかった」
ここまで考えていたとは大した奴だ
ビル クラピカの戦略は現況ベストである事に間違いはない・・・があー・・・・・・
清貧の士が大金を手にし変貌する様を何度も見てきた・・・こればかりは予見不可能・・・!
‶力〟は人を容易に変える
利害と一致すれば尚更だ
ビル、クラピカの能力が直接戦闘向きとは言えないとなれば・・・・・・
今日の講習は終了でーす
クラピカ「・・・・・・このまま続けていいのか?」『強化系で補助型』とかソロ雑魚ですって言ってるようなものだよなぁ・・・・・・
「本当の目的地へたどり着けなくなる事さえあり得るぞ」
ビル「・・・そうだな」
敵対してる奴にバレたら楽々排除されそう心配すぎる
ぶっちゃけ赤ん坊なワブル王子の護衛を選んだのは、
直接戦闘には自信がないことが少なからず影響した様子
ビル「・・・・・・オレはお前と王妃のやりとりでようやく腹くくった臆病者さ」『臆病者』は生き残ると信じてる
クラピカ「・・・・・・」
「臆病者は腹をくくらないよビル」
でもクラピカの立場をよりピンチにするならビル退場が1番なんだよなぁ・・・・・・
マオールはツベッパに報告です
ツベッパ「念に関して貴方は積極的に覚えるべきという立場ね?」鮮やかなテノヒラクルー
マオール「はい・・・!罠の心配はほぼゼロです」
「こちらが信頼しているという姿勢を貫けば協定の件も相乗効果で進展すると考えます」
そんな報告をベンジャミンの私設兵リハンの前で普通にしてます
回想バルサミルコ お前の能力は確実に第9王子の念獣を屠る為に使いたいツベッパの念獣が姿すら見せないから、
今は自重しろ
リハン 確かに正論だ・・・しかし・・・
このまま時間を浪費するより緊急性の高い第9王子の方へ行くべきではないのか・・・
リハンは「異邦人」を使いようがないのよね
でも念無しだったはずのハルケンブルグの念獣の能力は、
やばい気配に加え迎撃型のシカクをあっさり片付けるほどのもの
焦ってリハンを投入して「異邦人」を使う前にやられるのは避けたいところ
以下リハン考察
リハン 手をこまねいている程リスクが高くなる・・・!動くなら早い方がいいリハンの考えはわかる、わかるよ?
でもこのページ、「漫画」的にはどうだろうか流石に
面白いけどもう「漫画」ではなくね?
指揮官バルサミルコもリハンへの指示は細かく考えて出していました
バルサミルコ 気付くのだリハン!!己自身でな・・・・・・!なぜ「自重」という指示なのかを・・・!!「異邦人」の条件的にアドバイス不可なのが難しいところですなぁ
おそらく貴様は敵の能力判定を誤っている!!そして斯く言う私すら真偽は不確実・・・!!
貴様の能力の胆故に勧告は出来ぬ・・・!
ツベッパ的にはマオールが念を修得しつつあるのは朗報とはいえ・・・・・・
ツベッパ マオールでは未だ念能力に対する防衛は望めない・・・やはりどうしても右腕が必要・・・!クラピカが要る・・・!!これはクラピカがツベッパの念獣の能力の対象になるやも?
そんな時に――
ハルケン自重してぇぇぇ
クラピカ 4度目の鳴動・・・!!
間隔が・・・縮まっている・・・!?
「最強」故に検証中に反動で自滅する可能性もあるかしら
リハンの思考は取り越し苦労でしたみたいなオチ