迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

西荻窪っ!

2009年03月17日 | 旅する。
3月17日 西荻窪

………なので、遠征いたしました。

野暮用をひとつこなし、
ふたつ目をこなし、
遅いランチを〈はつね〉で摂って、
某ギャラリーに寄る。

ギャラリー経営者のK氏から電話があって、珍しくお仕事の話。

展覧会図録に載せる原稿の英訳を依頼したい、ということだったが、日本画は専門外、というか翻訳も専門外なので、丁重にお断り申し上げる。

たまたま古典織物(古代裂)を天然染料で染めて復元した展示をされていて、しばし中央アジアの骨董事情や紋様の美学、正倉院、ウィリアム・モリス、ペイズリーの語源などなど、興味深いお話をうかがう。

なかなか西荻窪は奥が深い。



日が沈んで、ついつい〈酒房T井〉のノレンをくぐる。

そんな気はなかったのだが、ついつい大七ぬる燗に梵のやや冷や、酎ハイ2杯と飲んでしまう。

ちなみに、ここの酎ハイはかなり濃い。

気がつけば知り合いが続々とやって来て、離してくれない……わけではなくて、ついつい杯を重ねてしまったわけです。

よく顔を合わせる人でもワタクシからはあまり職業や個人的なことは尋ねないので、お名前も知らない方も多く、今に至って意外なことを知ったりして、自分の不明を恥じる。

西荻窪はかなり、奥が深い。