迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

本牧にて

2009年02月10日 | 映画や音楽や舞台や本とか。
2月10日

横浜駅からバスに乗って本牧へ。

MOVIX本牧で映画を2本見る。足掛け3年でスタンプが6個貯まって招待券を獲得。スタンプカードに有効期限がないから出来たことだが、よくこのカードをなくさなかったね、と自分で自分をほめてあげた。



というわけで、「チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳別れの手紙」を続けて鑑賞。

スティーブン・ソダーバーグ監督にベニチオ・デル・トロ主演、地道にチェ・ゲバラがメキシコでカストロに会ってからの日々を過度の演出を排しなおかつヒロイズムに堕さぬように注意を払い描ききる。

革命と死とを淡々と綴って過不足はないんだが…………なんというかいまひとつ感動できないのは、やはり武装闘争主義には致命的な欠陥があるとしか思えないからだろうなぁ。



昨年の5月に沖縄で見た「実録連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」と重ね合わせると、武装とか平和とか純粋とか幼稚とか優しさとか搾取とか仲間とか裏切りとかもーとにかく革命というコトバに内在化された血の歴史を思う。

誰かを殺すことで平和や自由が得られる、という論理自体が倫理的に破綻している。

そう思わない?