迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

必要条件

2007年03月30日 | マッキントッシュな日々。
3月29日

なぜ、リコーGRデジタルか。

経験上、私が撮影するのは9割は旅行時、残りの1割はブログ用である。

ブログ用やハガキサイズ程度のプリントなら、今や携帯電話のカメラでいける(このブログはほとんどW41CAで撮影)。

旅行用なら、重いカメラを持ち歩く根気も体力もない。

しかし、できれば仕事にも使えるクオリティは欲しい。

建築や遺跡が好きだから広角寄りがいい。

屋内撮影が多く、あまりフラッシュは焚きたくないし(フラッシュ禁止の場所も多いし)、ISO高感度は粒子がザラつくので避けたい。必然的に明るいレンズと大きいCCDが必要になる。

今までのカメラが全て乾電池対応だったので、充電池と充電器を大量に持っている。これを無駄にしたくない。

メディアはCFカードとSDカードでGBクラスを揃えているから、どちらかに対応しているのが望ましい(FUJIとOlympusが候補に入って来ないのは、未だにxDピクチャーカードに固執しているからである)。

さて、リコーGRデジタルはというと。

バッテリー込みで約200gと軽量。それでいて、右手でホールドし易いように適度な膨らみがつけてある。

レンズはズームではなく単焦点、流行りの「飛び出さない」屈曲光学式ではない沈胴式5群6枚。

しかし、だからこそ広い画角の隅に至るまで、美しい描写力を発揮してくれるはずだ。

1/1.8型と大きめのCCDを搭載し(コンパクトデジカメでは1/2.5型が普通)、乾電池対応なのに、この軽さ、この小ささ。

そして35mm換算で28mmの広角にして、f2.4と明るいレンズ。

専用バッテリーの他に単4乾電池も使用可能。

バッテリーの予備は、当面はeneloopの単4を買っておけば、充電池は手持ちを使い回せる。

専用バッテリーと充電器が携帯電話用並みに小さく軽いので、もうひとつ買っておいてもいいかもしれない。

メディアはSDカードだから、すでに持っている2GBをはじめとする3枚が、そのまま使える。

さらに、マニュアルフォーカスも絞り優先などのマニュアル露出も使える。

唯一、光学ファインダーが別売というのが気に入らないが。

試したところではdicaPackのWP-500にも入るし、ケラレもごく僅かなので(対応機種には入っていないが)水中撮影にも使えそうだ。


新機到来

2007年03月30日 | マッキントッシュな日々。
3月29日

リコーGRデジタルが届いた。

これを買うのに半年は悩んだ。なにしろ高い。

一眼レフでもないのに量販店でついている定価は79,800円。

ズームのない単焦点レンズ。
810万画素。
防水なし、手ブレ補正なし、顔認識なし。

売れ筋なら、19,800円~29,800円で3倍ズーム、ほぼ同じ画素数、さまざまな機能がついたコンパクトカメラが新発売でいくつも出ているのに。

なぜ、こんなに高いのか、一言で言えば「ジャンルが違う」からである。

もともとは銀塩の高級コンパクトカメラで傑作の誉高いリコーGRのデジカメ版。

氏も育ちも違うのである。

同じリコーのCaplioGXを落として液晶が壊れてしまい、新しく買うなら防水にしようか、思い切ってそろそろ一眼レフにするか、安い売れ筋コンパクトでお茶を濁すか、いやそれなら携帯電話のカメラでも十分じゃないか…。

心は千ゞに乱れたのだが、結局は「小さくて、いいカメラ」にした。

とにかく、GRデジタルが凄いのは、その画質に尽きる。

たまたま見たブログで、ほぼ一目惚れ。

以来、「欲しい!」という誘惑に抵抗してきたのだが。

遂に意を決して、楽天でいつもお世話になっているショップにて、5万5千円弱(税・送料込み)で購入。「注文を確定」をクリックしてから、ほぼ24時間後には手元にGRデジタルが届いたのであった。