毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

中国も明日からゴールデンウィーク  2011年4月29日(金) No.120

2011-04-29 20:43:09 | 中国事情
 はっと気がついた。日本では今日は休日だ。
そして、もうゴールデンウィークがスタートしているんだ。こちらでは当然、天皇も緑の日も全く関係ない。アメリカで暮らした約1年間でも、皮膚感覚にまで染みついた日本の生活習慣のあれこれが、全く通用しない世界があるということを実感した。実感するとともに、すぐさま、その時その時の日常生活のあれこれが皮膚に馴染んでいく(馴染まない分野もあるが)。このようにして、幾皮もの皮膚が重なり、結局、よく言えば「コスモポリタン」、悪く言えば「どっちつかずの中途半端者」が形成されるということかな。

 中国でも明日から3日間は、「ゴールデンウィーク」と呼ばれる連休だ。学生達は「以前はもっと長い休日だったので、名実共に『ゴールデンウィーク』でしたが、近年、国家が休みを一年間のあちこちに均等配分するようにしたので、たった3日間の休みになりました。」と教えてくれた。
 さらに「祝日ができるだけ土日に重なるよう工夫されています。」と言う。国民をできるだけ休ませないようにしているのだと。なるほど、4月の清明節、今回のゴールデンウィーク、6月のドラゴンボートフェスティバルも全て土日と重なっている。
日本では祝日と日曜日が重なると、その翌日の月曜日も休みになると告げると、学生達は心底羨ましがっていた。この反応は日本の子ども達と全く同じだ。

 労働者を休ませないで、人的パワーを全力で生産に注ぎ、経済成長を支えているのだろう。そのうち、中国人も日本人のように「働きバチ」と呼ばれるようになるのだろうか。しかし、個人個人の動きにはあんまりそうした雰囲気は感じられない。歩き方もせかせかしたところがない。
それでも、キャンパスでは早朝6時半から道路掃除の仕事をしている人が、宿舎の部屋から見え、7時45分に学校に着くとフロアーのモップがけが既に終えられているなど、朝早くから仕事に精出す人々がたくさんいる。
私は一時間目の授業が朝8時に始まることが辛くて、文句たらたらだが、もし道路の落ち葉掃きとかだったら、もっと積極的な、すがすがしい気持ちでできるのではなかろうか、と勝手極まりない想像をする今日この頃。とにかく金曜朝イチの授業はホンマに嫌なのだ。グチグチ…。

 
コメント
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