毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

春のカマドウマ登場   2011年4月4日(月) No.104

2011-04-04 23:12:35 | 中国事情
 一昨日はうららかな春、昨日は肌寒い小雨と風の強い日、さあ、今日は何だ!?と構えざるを得ない南昌の天気。一言で言えば変わりやすいのだ。

 ほっ、今朝は、カーテン越しに日差しが感じられる。
あな嬉し、晴れだ。こういう日は掃除をする元気も湧く。ほうきで掃き掃除、その後せっせとモップがけ。掃いているとき、久しぶりに秋に見かけたカマドウマのような虫の大と小を一匹ずつ捕獲した。もちろん生きている。冬の間は、よく死んだゲジゲジの硬直したのが、部屋の隅を掃くと出て来た。生きた虫が部屋を歩き出すシーズンになったんだ。春だなあ。

 思い立って冬物の厚手黒タイツを4本手洗い洗濯した。黒い色ものは洗濯機では洗えない。この部屋の洗濯機で黒い物を洗うと、洗い上がりには白っぽい繊維が無数にくっついており、乾かしてからガムテープで丁寧に剥がす作業をしなければならない。来た当初から洗濯機の内側に付いているゴミ取り袋が破れていたので、洗濯物の繊維が洗濯機内部にいっぱい潜んでいるのが推察できたが、洗ってみたらやっぱり…。
それでも無いより数段マシだ。黒物だけは手で洗い、それ以外は何でも洗濯機で洗うことにしている。今日は出入り口ドアの内側に靴拭きマット代わりに置いてある大型バスタオルも洗った。
洗濯物を干すのは、鳥に餌をやる方のベランダだ。洗濯物をぶら下げると鳥が警戒して、なかなか近付いてこない。本当に警戒心が強い。

 掃除と洗濯を終え、つい日本から持ってきた「きょうの猫村さん」を読み始めてしまった。久しぶりなので1巻から4巻まで全部読まなければ気が済まなくて、すっかりその世界に浸り、今日することがぶっ飛んでしまった。
犬神家のご主人の真似をして「心を空っぽにする」とか言いながら、だらだらしていたらもう夕方だ。昼にはトイレットペーパーと洗剤を買いに行こうと思っていたのに、もう、外に出るのがとてつもなくおっくうになっている。
そういうときの自己対策も、過去に何度も実行している。
窓際に行き、外を見るのだ。外では若者達が何の苦もなく道路を歩いており、元気な鳥たちがピチクリさえずりながら屋根から木へと飛び回っている。しかも今日は、夕方でもいい天気じゃないか。きっと外は暖かいぞ~。
そういうふうに自分の外への期待感をもり立てていくと、ハードルが低くなる。気持ちの変化なんて単純なものだ。

 お馴染みの全家百貨では、何と!蒙古牛乳が8元に値上げされていた。迷わずまだ7.5元の伊利牛乳にする。このあいだいつも買うラーメンが2元から2.3元に値上げされたばかりだ。すごい勢いで食品の値段が上がっているのを実感する。

 帰り際、並んだ店の一つから、若い女性の店員が出て来たと思ったら、これも何と!手鼻をかんで上手に道路にプシュッと放った。どうやったらあのように上手く手鼻がかめるのだろう。やはり小さい頃から練習を重ねなければ、あそこまで自然体で簡単ぽくはできないだろうなあと、宿舎に戻った。

 
コメント
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