前回予告していましたように先の620Aの密閉化に加えてJBL4331Aも密閉化して620Aの密閉含めてオール密閉化で最適化してみました。尚620Aのバスレフ開口は以下のデータでは養生テープで塞いで実験しました。2.4cm厚の木や2cm厚の硬質ウレタンで塞ぐことも実験しましたがそれは後日紹介します。今は木で塞いでいます。 2/6青字追加
■1)左側のユニットのラフな評価結果
先ずは、左側のユニットのデータで
前回言ってましたように低音用のLP2020A+のVrを10時半⇒11時まで上げてチャンデバの上げ代を確保した上で低域音圧が周囲の空間が広い効果で下がっているのをチャンデバの低域ゲインを上げていってフラットを目指します。①がチャンデバの低域ゲインが+2dbの時で赤〇で囲んだ低域が未だ不足しています。②が+4dbでもまだ不足で③の+6db(MAX)でやっとフラットになりました。これを正確に見るためMySpeakerで見たのが④でフラットに近いです。
■2)右側のユニットのラフな評価結果
これは以下
右側は、前の空間が狭い関係で低域が周囲影響で増強されていますのでチャンデバの低域ゲインは低くできます。①がゲイン+2dbですが低域が高すぎるので②で0dbに下げたのですがまだ高い。③の-2bでフラットです。変化を鋭敏に反映するMySpeakerで見たのが④でフラットです。尚60Hzのピークは定在波で1/29にカラーボックスを1個追加して、更にPE20を部屋から出してから顕著に出てきていますがそれ以前にも出たり出なかったりしています。
左側のユニットのチャンデバの最適ゲインが+6dbで右側のそれが-2dbですので左右の低域の音圧を合わせるのに8dbの差が必要です。
従って、低音用のLP2020A+のVrを10時半⇒11時まで上げたのですが、これでは不足ということが判りました。
■3)LP2020A+のVrを11時半まで上げた場合の左側のユニットの評価結果
これは以下。
流石に低音用のLP2020A+のVrを11時半まで上げると調整代が確保できました。①はチャンデバの低域のゲインが+6dbですが明らかに低域音圧が高すぎます。②が+4dbですが、まだ高すぎるので③で+2dbまで下げてやっとフラットになりました。④の0dbでは低域がやや不足になっていますので最適ゲインは+2dbということになります。LP2020A+のVrが11時の場合は+6dbUPで、11時半で+2dbですので4db以上は稼げたわけです。
■4)LP2020A+のVrを11時半まで上げた場合の右側及び両方のユニットの評価結果
これは以下になります。
右側は周囲影響で低域が加算されるのでゲインはー2dbで始めたのですが、①のように低域が高いです。②でー4dbまで下げてフラットになり、③でー6dbまで行くと若干不足です。従い、右側はー4dbが最適値です。
④で今回の右の最適ゲインー4dbと左の最適ゲイン+2dbでの両方鳴らした場合のFFTを載せます。60Hzの定在波ピークが少しありますが低域はフラットに調整されました。通常マイクを聴取位置まで離すと100Hz前後に盛大に定在波の凹凸が出ますが今の部屋の状態が奇跡的に良いので殆ど出ていません。60Hzのピークも2/5の620Aの開口を木で塞ぐ実験では出ていないですが、2/1は出ない、2/4は出る、と様々です。
■5)オール密閉化での視聴
先ずは、マイルスのマイファニーヴァレンタインを聴いてみました。ロンカーターのベースが弾んでいます。これぞライブのベースという感じです。ベースではソウルトレーンの”アイ・ウォント・ツー・トーク・アバウト・ユー”のチェンバースの後半のソロもいい感じで弾んでいますが低域の切れが良くなるとベースだけではなく全体的な透明度が上がります。トレーンのブラックパールズの”ラバー・カンバック・ツー・ミー”のドラムが乾いたトーンで アート・テイラーの気を感じます。ハッケンサックのRVG自宅の録音も冴えています。
■1)左側のユニットのラフな評価結果
先ずは、左側のユニットのデータで
前回言ってましたように低音用のLP2020A+のVrを10時半⇒11時まで上げてチャンデバの上げ代を確保した上で低域音圧が周囲の空間が広い効果で下がっているのをチャンデバの低域ゲインを上げていってフラットを目指します。①がチャンデバの低域ゲインが+2dbの時で赤〇で囲んだ低域が未だ不足しています。②が+4dbでもまだ不足で③の+6db(MAX)でやっとフラットになりました。これを正確に見るためMySpeakerで見たのが④でフラットに近いです。
■2)右側のユニットのラフな評価結果
これは以下
右側は、前の空間が狭い関係で低域が周囲影響で増強されていますのでチャンデバの低域ゲインは低くできます。①がゲイン+2dbですが低域が高すぎるので②で0dbに下げたのですがまだ高い。③の-2bでフラットです。変化を鋭敏に反映するMySpeakerで見たのが④でフラットです。尚60Hzのピークは定在波で1/29にカラーボックスを1個追加して、更にPE20を部屋から出してから顕著に出てきていますがそれ以前にも出たり出なかったりしています。
左側のユニットのチャンデバの最適ゲインが+6dbで右側のそれが-2dbですので左右の低域の音圧を合わせるのに8dbの差が必要です。
従って、低音用のLP2020A+のVrを10時半⇒11時まで上げたのですが、これでは不足ということが判りました。
■3)LP2020A+のVrを11時半まで上げた場合の左側のユニットの評価結果
これは以下。
流石に低音用のLP2020A+のVrを11時半まで上げると調整代が確保できました。①はチャンデバの低域のゲインが+6dbですが明らかに低域音圧が高すぎます。②が+4dbですが、まだ高すぎるので③で+2dbまで下げてやっとフラットになりました。④の0dbでは低域がやや不足になっていますので最適ゲインは+2dbということになります。LP2020A+のVrが11時の場合は+6dbUPで、11時半で+2dbですので4db以上は稼げたわけです。
■4)LP2020A+のVrを11時半まで上げた場合の右側及び両方のユニットの評価結果
これは以下になります。
右側は周囲影響で低域が加算されるのでゲインはー2dbで始めたのですが、①のように低域が高いです。②でー4dbまで下げてフラットになり、③でー6dbまで行くと若干不足です。従い、右側はー4dbが最適値です。
④で今回の右の最適ゲインー4dbと左の最適ゲイン+2dbでの両方鳴らした場合のFFTを載せます。60Hzの定在波ピークが少しありますが低域はフラットに調整されました。通常マイクを聴取位置まで離すと100Hz前後に盛大に定在波の凹凸が出ますが今の部屋の状態が奇跡的に良いので殆ど出ていません。60Hzのピークも2/5の620Aの開口を木で塞ぐ実験では出ていないですが、2/1は出ない、2/4は出る、と様々です。
■5)オール密閉化での視聴
先ずは、マイルスのマイファニーヴァレンタインを聴いてみました。ロンカーターのベースが弾んでいます。これぞライブのベースという感じです。ベースではソウルトレーンの”アイ・ウォント・ツー・トーク・アバウト・ユー”のチェンバースの後半のソロもいい感じで弾んでいますが低域の切れが良くなるとベースだけではなく全体的な透明度が上がります。トレーンのブラックパールズの”ラバー・カンバック・ツー・ミー”のドラムが乾いたトーンで アート・テイラーの気を感じます。ハッケンサックのRVG自宅の録音も冴えています。