平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

とんび

2022年04月29日 23時59分12秒 | 映画・ドラマ・アニメ
先週の日曜日、地元の映画館で「とんび」を観ました。原作が好きな作家の重松清だったので。
自分は知らなかったのですが、テレビドラマにもなっているんだそうですね。テレビドラマは、
もう観なくなって久しい。まあ録画して観るという手もあるのですが、録画しても溜まってくだけ
になりそうなんですよね。そんなわけで、先入観無く観れるので、良いかなとか思って観に行きました。


内容は、幾度途切れても必ずつながる親子の絆を描き出す。昭和37年、瀬戸内海に面した備後市。
運送業者のヤスは愛妻の妊娠に嬉しさを隠しきれず、姉貴分のたえ子や幼なじみの照雲に茶化される
日々を過ごしていた。幼い頃に両親と離別したヤスにとって、自分の家庭を築くことはこの上ない
幸せだった。やがて息子のアキラが誕生し、周囲は「とんびが鷹を生んだ」と騒ぎ立てる。ところが
そんな矢先、妻が事故で他界してしまい、父子2人の生活が始まる。親の愛を知らぬまま父になった
ヤスは仲間たちに支えられながら、不器用にも息子を愛し育て続ける。そしてある日、誰も語ろうと
しない母の死の真相を知りたがるアキラに、ヤスは大きな嘘をつく。


ヤスとアキラの父子らしい不器用すぎる親子の愛が、微笑ましくもあり、ハラハラさせる。そんな2人を
周りの人達が、みんなで支えている。いや~、きっと少し前の日本は、こんな感じだったんだよね。子供を
地域の人達みんなで見守って育てる。みんなどこの子か知っているし、子どもも近所の人たちを知っている。
今でも、田舎にいけばこんな感じのところが残っているのかな。そんな中でのヤスの子育て、アキラの成長記だ。
エピソードにジーンときたり、笑えるモノもあったり。その中でも、母親の死やそれに関するエピソードは、
2人の関係に大きな影響を与えていく。周りが支えるエピソードが人情溢れる内容にで、心があたたまる。
アキラが大人になってからも、相変わらず不器用な2人の関係だが、ある出来事で確実に心の距離は詰まっていく。
それでも、最後までバタバタとするけど。お互いに心の中は、認め合っているようにも思えました。まあ、
ヤスの場合はいつまでたっても素直にどう接して良いのかわからなかった部分があったのかも。
こちらも期待以上に良い映画でした。



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