先週の土曜日、伏見ミリオン座で観た最後の3本目の映画は、「バティモン5 望まれざる者」です。
この映画は、監督が実際に見聞きしたことがベースとなっているので、事実に基づいた
映画といれるので、観ることにしました。先週公開でしたが、先週はスケジュールが
合わなくて観れなかったので、今週は一気に上映回数が減っているとまた時間が
合わないかと心配しましたが、いい具合の時間があったので観ることができて良かったです。
内容は、パリ郊外で移民家族が多く暮らす地区を一掃しようとする行政と住民たちの衝突を
緊迫感たっぷりに描き、大都会パリの知られざる暗部を浮き彫りにした社会派ドラマ。
労働者階級の移民の人々が多く暮らすパリ郊外の一画・通称「バティモン5」では、
労働者階級の移民の人々が多く暮らすパリ郊外の一画・通称「バティモン5」では、
再開発のため、老朽化が進んだ団地の取り壊し計画が進められていた。そんな中、
前任者の急逝により臨時市長に就任したピエールは、自身の信念のもと、バティモン5の
復興と治安を改善する政策を強行することに。住民たちはその横暴なやり方に猛反発し、
ケアスタッフとして移民たちに寄り添ってきたアビーらを中心とする住民側と、
市長を中心とする行政側が、ある事件をきっかけについに衝突。やがて激しい抗争へと
発展していく。
臨時市長が、登場した時は穏やかそうだったのに、だんだん独裁で強権発動になるのが、驚き。
そんなんなるか?自分の生活とか考えたら、ちょっとできないけど、普通。権力は
人を変えるのかなあ。そのとばっちりを受けるバティモン5の人達は、たまったモノではない。
パリってオリンピックも、もうすぐ開催だし華やかなイメージがあるけど、こういう地区が
現実にあるんですね。スラムと移民という色々な問題点がいっぱいあるといえ、
さすがに強制排除的にな対応は、いかんでしょ。なんとも後味の悪いラスト。
それ故に、色々考えさせられる映画。
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