平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

マリウポリの20日間

2024年05月06日 23時59分16秒 | 映画・ドラマ・アニメ
土曜日に、中谷美穂のコンサート前に観た映画の2本目は「マリウポリの20日間」です。
この映画は、ドキュメタリー映画なので、すぐに観ることを決めました。今まさに進行形のウクライナ戦争の
ドキュメンタリーなので観ないわけには、いきません。先週封切りでしたが、上映回数が1回しかなく、
スケジュールの都合があいませんでした。今週も相変わらず上映回数は1回のみですが、
なんとかスケジュールに入れることができたので、良かったです。この映画は、もっと上映回数
増やすべき映画だと思いますけどね。
 
 
内容は、ロシアによるウクライナ侵攻開始からマリウポリ壊滅までの20日間を記録したドキュメンタリー。
2022年2月、ロシアがウクライナ東部ドネツク州の都市マリウポリへの侵攻を開始した。
AP通信のウクライナ人記者ミスティスラフ・チェルノフは、取材のため仲間と共に現地へと向かう。
ロシア軍の容赦ない攻撃により水や食糧の供給は途絶え、通信も遮断され、またたく間に
マリウポリは孤立していく。海外メディアのほとんどが現地から撤退するなか、チェルノフたちは
ロシア軍に包囲された市内に留まり続け、戦火にさらされた人々の惨状を命がけで記録していく。
やがて彼らは、滅びゆくマリウポリの姿と凄惨な現実を世界に伝えるため、つらい気持ちを
抱きながらも市民たちを後に残し、ウクライナ軍の援護によって市内から決死の脱出を図る。
チェルノフが現地から配信したニュースや、彼の取材チームが撮影した戦時下の
マリウポリ市内の映像をもとに映画として完成させた。 
 
 
まさしく命がけでつくられたドキュメンタリー映画なのが、わかる。というか、もともとは、
AP通信が、ウクライナのマリウポリの現状を伝えるためのニュース素材なのである。
そのため鬼気迫る映像ではあるが、何処か冷静な部分を持ち合わせている感じがする。
記者達は、市民に帯同しており途中からは病院を拠点しての取材になっていているので、
だんだんと迫ってくるロシア軍への恐怖がわかる。毎日のように空爆、最後街に戦車が現れると、
攻撃されればひとたまり無い状態になってしまう。そんな中で過ごすのだから、メンタルがおかしくなりそうだ。
電気・水・ガス全てが止まっている。ネットも街の一部の場所でしか繋がらない。なので
素材があっても本社に画像や動画送ることさえ、ままならないのだから記者達もたまらなかっただろう。
観る限り、明らかに民間人を狙った戦争犯罪なのがよくわる。このマリウポリをはじめウクライナからの
多くの亡命者をポーランドが受けたのが、この前に観た映画「人間の境界」と皮肉に結びつく。
「人間の境界」のラストで、ウクライナからの難民をやさしく受け入れる国境警備隊の同士で、
ベラルーシとの国境でも、やさしく迎えてやればいいのにと同僚に皮肉を言うシーンがよぎった。
色んな問題が、同時進行なのが偶然にもよくわかった。またAP通信のニュースをフェイクという
情報が一気に世界中で流れたりと、いかに情報戦が行われるものなのかもよくわかる。恐ろしい。
こんな映画をゴールデンウィークに観ると、のほほんと映画を観ていることが申し訳なくなってくる思いであった。
 
 
 
 
 
 
 
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