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平々凡々とした日々(?)を支離滅裂に綴る雑記

映画・F1・時計等が趣味です。
日々これらのことにに関することや雑感などを駄文乱文でつづっていきます

熊は、いない

2023年09月27日 23時59分39秒 | 映画・ドラマ・アニメ
日曜日、伏見ミリオン座で観た2本目の映画は「熊は、いない」です。この映画は、
政府から映画制作を禁じられているイランの映画監督ジャファル・パナヒ監督の
作品で、この映画の撮影後に逮捕されてしまっているという事で、注目しています。
完全なドキュメンタリーではないが、そこにはイランの現実を撮っているからこそ、
パナヒ監督は政府に目をつけられているのだろう。そう考えると、この映画は観ずには
いられなかったです。


内容は、政府から映画制作を禁じられながらも不屈の精神で映画を撮り続けるイランの
名匠ジャファル・パナヒが監督・脚本・製作・主演を務め、自らを題材にして撮りあげた
社会派サスペンス。
パナヒ監督はトルコで偽造パスポートを使って国外逃亡しようとしている若い男女を
主人公にしたドキュメンタリードラマ映画を撮影するため、イランの国境近くの小さな村から
リモートで助監督レザに指示を出す。そんな中、滞在先の村では古い掟のせいで愛し合うことが
許されない恋人たちをめぐるトラブルが大事件へと発展し、パナヒ監督も巻き込まれていく。
2組のカップルが迎える想像を絶する運命を通し、イランに残る抑圧的な社会問題の現状を
浮き彫りにする。2022年・第79回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で審査委員特別賞を
受賞。


2つの話が同時進行で、どちらも男女カップルで現状から抜けだしたいと思っているところが同じ。
偽造パスポートを使うカップルのストーリーのほうは、緊張感のある展開になっていく。やはり、
法を犯して国外へとなるとシリアスで、何処の国も簡単ではない、いっぽうの監督がいる村の
カップルの揉め事は、三角関係に巻き込まれた感じだが、何をするにも村の風習、村の掟だ。
でもこういうのは、昔の日本の過疎な村にもあったのでは。今は、さすがに日本の何処でも情報が
入るので、そういうのが嫌な人は街に出て田舎は人がいなくなったわけだが、イランは情報も入らないし
村は子供の頃から、掟を継承するようにしているのが怖い。予告を観ていると、もっと陰謀渦巻く
展開かと思っていたら、そうではなかった。なにかこう、じわじわと追いつめられる感のある感じかな。








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