先々週の日曜日、伏見ミリオン座で開催されていたTBSドキュメンタリー映画祭の
上映作品をその日も3本観ました。2本目に観たのは「War Bride 91歳の戦争花嫁」
です。この作品も、予習はせずにまっさらな感じで観ることにしました。ドキュメンタリーは
変に構えて観るよりも、そのほいうが驚きや感動があって良いのではないか。と勝手に
思っています。まあ逆にショッキング内容に心を痛めることもありますが。今回の場合は、
ドキュメンタリー映画祭と銘打ってあるので、この映画は事実に基づいた話かとか、
内容は監督の伯母、91歳の桂子ハーンは、は1951年、20歳の時に米軍の兵士と結婚し海を渡った。
『戦争花嫁』とよばれた―。 戦後たった5年、米兵と歩いているだけで娼婦と言われる時代に
「何故桂子は敵国の軍人と結婚をしたのか?」 そこにあった幸せとは―。 激動の時代を生きた
桂子の人生・生き様・家族・苦悩・差別などを当時の世相と共に描いた【真実の愛の物語】。
この映画を観るまで、「戦争花嫁」という言葉は知りませんでした。「戦争花嫁」とは、戦時中に
兵士と駐在先の住民の間で行われた結婚に言及する際に使われる言葉で、通常、兵士と結婚した
相手のこと(Wikipedia)を指すようです。日本だとアメリカ兵と結婚した日本人女性ということ
になりますね。アメリカ兵相手に売春していた女性と当時の日本のマスコミは報道していたようですが、
研究者の安冨成良さんによると、そうではなく軍の基地で通訳や事務仕事、看護婦等の仕事をしていた
女性が兵士と結婚するケースが多かったそうです。監督は、戦争に負けてたった5年と感じていたが、
佳子さんは、もう5年経っていたと受け取りかたが全然違う。また、先見的なグローバルな視点が、
いや早過ぎたのかも知れませんが、あったとも言えます。日本での報道の影響もあって、アメリカに
渡ってからも差別や偏見があったにも関わらず、日本人として恥ずかしくないよう生きようという
プライドも持って色んなことに取り組み、日本との懸け橋となり、地域で尊敬されるようになっていった
素晴らしい女性でした。その心、そして彼女を愛してやまなかったというご主人との愛情、本当に素晴らしい。
ただ、苦しんだ戦争花嫁もいるのではないかなと思ったりもしました。
舞台挨拶は、川嶋龍太郎監督と戦争花嫁の研究をしている嘉悦大学元教授の安冨成良さん。

主人公の佳子さんの後日談や戦争花嫁について、色々お話ありわかりやすくて良かったです。
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上映作品をその日も3本観ました。2本目に観たのは「War Bride 91歳の戦争花嫁」
です。この作品も、予習はせずにまっさらな感じで観ることにしました。ドキュメンタリーは
変に構えて観るよりも、そのほいうが驚きや感動があって良いのではないか。と勝手に
思っています。まあ逆にショッキング内容に心を痛めることもありますが。今回の場合は、
ドキュメンタリー映画祭と銘打ってあるので、この映画は事実に基づいた話かとか、
内容は監督の伯母、91歳の桂子ハーンは、は1951年、20歳の時に米軍の兵士と結婚し海を渡った。
『戦争花嫁』とよばれた―。 戦後たった5年、米兵と歩いているだけで娼婦と言われる時代に
「何故桂子は敵国の軍人と結婚をしたのか?」 そこにあった幸せとは―。 激動の時代を生きた
桂子の人生・生き様・家族・苦悩・差別などを当時の世相と共に描いた【真実の愛の物語】。
この映画を観るまで、「戦争花嫁」という言葉は知りませんでした。「戦争花嫁」とは、戦時中に
兵士と駐在先の住民の間で行われた結婚に言及する際に使われる言葉で、通常、兵士と結婚した
相手のこと(Wikipedia)を指すようです。日本だとアメリカ兵と結婚した日本人女性ということ
になりますね。アメリカ兵相手に売春していた女性と当時の日本のマスコミは報道していたようですが、
研究者の安冨成良さんによると、そうではなく軍の基地で通訳や事務仕事、看護婦等の仕事をしていた
女性が兵士と結婚するケースが多かったそうです。監督は、戦争に負けてたった5年と感じていたが、
佳子さんは、もう5年経っていたと受け取りかたが全然違う。また、先見的なグローバルな視点が、
いや早過ぎたのかも知れませんが、あったとも言えます。日本での報道の影響もあって、アメリカに
渡ってからも差別や偏見があったにも関わらず、日本人として恥ずかしくないよう生きようという
プライドも持って色んなことに取り組み、日本との懸け橋となり、地域で尊敬されるようになっていった
素晴らしい女性でした。その心、そして彼女を愛してやまなかったというご主人との愛情、本当に素晴らしい。
ただ、苦しんだ戦争花嫁もいるのではないかなと思ったりもしました。
舞台挨拶は、川嶋龍太郎監督と戦争花嫁の研究をしている嘉悦大学元教授の安冨成良さん。

主人公の佳子さんの後日談や戦争花嫁について、色々お話ありわかりやすくて良かったです。
