ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

八幡平と旅のおわり

2017-08-24 | 山のはなし

7月29日 八幡平 茶臼口P~茶臼山~黒谷地湿原~八幡平山頂 往復

東北の山旅ラストは八幡平です。

前夜泊地の道の駅にしねから、これまた曇り空の中、早朝に茶臼口Pまでやってきました。

第1駐車場。10台も停められないのではないでしょうか。

第2駐車場はここから少し坂道を上ったところにあります。

駐車場斜め向かいにある登山口。6:30出発です

茶臼山に登る途中で振り返って岩手山を見る

登りきると茶臼山荘。トイレがとてもきれい

山荘から茶臼山山頂はすぐ。岩手山の左手奥に早池峰山も見えていました

山荘から標高を落として黒谷地湿原に到着

源太森の展望台に寄って、そしてまた登っていきます

八幡沼の辺の湿原。ワタスゲがぽわぽわしていて和みます

池塘が点在しています

チングルマの綿毛

ハクサンチドリ

ワタスゲ

陵雲荘の近くの展望台から見る八幡沼

9:20に山頂に到着。復路は同じ道を約2時間かけて下っていきました。

11:30下山

 

下山後は後生掛温泉へ。風呂上りのポーズをきめるモデルさん

温泉の食堂できりたんぽ鍋をいただく。その後は秋田港へ戻りました

道の駅あきた港に夕方到着。翌日の朝にフェリーに乗るためここで最後の宿泊。

なんやら夏祭り開催で道の駅の駐車場がいっぱい。

近くの居酒屋で地酒を飲んだあと、祭り会場をぶらぶら。

秋田名物ババヘラアイス。

「ドキュメント72時間 」ファンのみなさま、これがうどん自販機の実物です!

道の駅に場所をかえて今も営業中でした。

でもあの真冬の吹雪の中ブワッと出るうどんの映像の衝撃が強すぎて、

落ち着いた館内で見ると、なんだかな~。

お湯をわかしている途中でしたので食べていません。

翌朝、フェリーに乗船する前に付近を散歩。今度は猫ではなく護衛艦「たかなみ」!

 

というわけで東北の山旅はおしまい。

 


岩手山

2017-08-23 | 山のはなし

7月28日 岩手山 焼走り登山口~岩手山 往復

 

鳥海山に次いでコースタイムの長い岩手山。

天気は雨予報なので途中撤退もやむなしということで出発。

約7時間のコースタイムの焼走りコースを選んだ理由はコースの途中に

屈指のコマクサの大群落があるとのことで。

昨日は早池峰山からもくっきり見えていた岩手山。この日はほぼ雲の中

焼走り登山口。5:40出発!

ヤマハハコ

第1噴出口跡までは樹林帯の中をゆるゆる登る。蒸し暑い上に虫も多く不快度高し。

歩き出して1時間半ぐらいで第1噴出口に。やっと視界が開けます。

こんな感じのずるずる滑る急斜面を登っていきます。

バランスを崩して地面に手をつく場面も

斜面を見上げると、うおおおおおおおお一面のコマクサうおおおおおおお(錯乱)

なにがすごいってこの大ぶりな姿。針山に針がぶすぶす刺さっているような(雑)

か弱きイメージを覆されます

残念ながらどの株も最盛期を過ぎたようで。それでも感動をありがとうありがとう!!

ヤマオダマキ

オダマキのカラーバリエーション

オトギリソウ

平笠不動避難小屋

コマクサの群落地以外はずっと樹林帯の中だったのが意外。

鬱蒼としていい加減うんざりしました。

小屋から上は火山礫で、やや強い風と霧雨対策に雨具の上を着て再度歩き出します

これがまた歩きにくい急斜面

イワブクロ 花で気を紛らわす

外輪山の分岐に到着。石仏が置かれています

たいした雨にも降られずにここまで登れたことに感謝

薬師岳に9:50到着。さささっと写真を撮っているとまさかの登山者がきた!

私たち以外にもこんな悪天候で登るなんて、と見たら

昨日早池峰山で写真を撮ってあげた方でした~。

またお会いしましたね、と挨拶を交わして早々に下山。

 

第1噴出口から雨がついに降り出した。あと1時間で下山できるからと

雨具の下は履かないまま急ぎ足で下ったが

みるみるうちに雨が強くなりズボンがずぶぬれ!の登山あるある。

次の日まで乾かんかったで…

というわけで12:30下山。

最後は雨に降られましたが完遂できて本当によかったです。

コマクサの大群落は、樹林帯の虫攻撃や山頂で展望が得られなかったなど

そんな些細な事は帳消しにできる位に素晴らしいものでした。

 


早池峰山

2017-08-22 | 山のはなし

7月27日 早池峰山 河原の坊 駐車場~小田越~早池峰山 往復

 

2016年より河原の坊コースが崩落によって通行止めになり

小田越から往復することにしました。

土日祝はシャトルバスが運行していて小田越までバスで行けるのですが

平日はバスの運行がないので、河原の坊 駐車場から車道を40分ほど歩いて

小田越の登山口まで行くしかないようです。

 

5:30の状況。がらがらですが、下山後は満車で入りきれなかった車が数台

車道に駐車するほどの状態でした

駐車場そばの河原の坊コースの登山口はロープで立ち入れないようにしています

車道を猛進します。4~50分とありますが、がんばれば30分てところです

小田越登山口。近くに管理棟があり常駐の管理人さんもおられます

登山口からしばらくは樹林の中を登っていきます

あちこちにぶらさがっているこれは付属の棒で叩いて音を鳴らす熊よけだそうです

御門口。いっきに展望が開けます。そして沿道には花花花!

 

タカネナデシコ

ナンブトラノオ

ナンブトウウチソウ

ミネウスユキソウ

ハヤチネウスユキソウ

イブキジャコウソウ

ミヤマオダマキ

キンロバイ

剣ヶ峰との分岐を過ぎると山頂の避難小屋が見えてきました

山頂直下は庭園のような感じです

8:20山頂に到着。

盛岡市内のスーパーで捕獲したかわいいローカルパン!

さあ同じ道を下るで~

登りでは楽勝やった梯子が下りではとんでもなく怖い!ひっくり返りそうな感覚

蛇紋岩で滑りやすいので足を置くところを慎重に選びます

 

盛岡市に戻ってきてじゃじゃ麺の発祥の店、白龍へ!

独特の肉味噌、麺、そしてお店の雰囲気。これぞソウルフード!

その後パン屋の「穀」に行ってから、道の駅にしねに移動。

翌日に登る予定の岩手山が道の駅からきれいに見えていますが翌日は雨予報。

果たして登ることができるのか!?

 


秋田駒ヶ岳

2017-08-19 | 山のはなし

7月26日 秋田駒ヶ岳

八合目~片倉岳~男女岳~男岳~馬ノ背~横岳~焼森~八合目

 

秋田駒ヶ岳の八合目行きシャトルバスに乗るべく

象潟の道の駅からアルパこまくさに移動。7:42発のバスに乗りました。

8:15登山口を出発。登山口には靴底を洗う専用の洗い場があります。

片倉岳展望台。田沢湖が見えます。

男女(おなめ)岳の西側をぐるりとまわって阿弥陀池に行きます。

鳥海山で花を撮りまくったのでここでは控えめですが

チングルマはもう終わっていて、ハクサンチドリやニッコウキスゲがたくさん咲いていました

阿弥陀池避難小屋

避難小屋前より男女岳を見る

男女岳の登り口

9:30着きました。

男女岳山腹から見る阿弥陀池

阿弥陀池の木道から男岳へ登る途中で。ニッコウキスゲの群落

馬ノ背方向を見る

女岳と駒池。ムーミン谷を見下ろす

男岳山頂。10:10

田沢湖を見下ろす。このあたりには過去2回きていますがいつも雨で

3度目にしてやっと田沢湖をこの目で見ることができました

それにしてもニッコウキスゲの群落がすごい

馬ノ背を歩いていきます。

横岳へ

横岳山頂。昨日とうって変わって暑い。ここで昼ごはん休憩

焼森に向かって広い登山道を下っていきます

焼森

焼森周辺ののコマクサの群落は残念ながら終盤でした。

 

12時ごろ下山して乳頭温泉郷の蟹場温泉へ。

そこから早池峰山へ登るべく岩手県花巻市の道の駅はやちねに移動です。


鳥海山

2017-08-18 | 山のはなし

7月25日 鳥海山 

鉾立登山口~御浜~外輪山(行者岳~七高岳)~新山~七五三掛~御浜~鉾立登山口

秋田港を5:30に到着して、そこから象潟(きさがた)口や鉾立と言われている

登山口に到着。大駐車場には車がまばら。

ガイドブックによってまちまちですがコースタイムが長くて10時間もあるので

初日に持ってきたわけです。鳥海山を登ってしまえばあとは怖くない!?

登山口には登山計画書が備えている小さな建物があります。8時出発

いったい何の意味が?

舗装路を登っていくと展望台。そこから奈曽渓谷、白糸の滝が見えます

他は…、まっしろけっけ


歩きやすい石段の脇はたくさんの花々で彩られています。

少し登ってもこれだよ~。最高や!

なかなか前に進めませんね

ハクサンチドリ

登山道が平坦になると賽の河原へ。残雪がありました

賽の河原の湿原に咲くイワイチョウ

賽の河原から再度上り坂になり付近は高原でニッコウキスゲの群落が。

写真ではよくわかりませんね



御浜神社の鳥居をくぐります。10時着

鳥海湖の周りはお花畑!

風で波立つお花畑!



御浜小屋の裏手で休憩中、段々山頂部が見えてきて…なんやこのラスボス感

鳥海湖も見えてきた!

扇子森をゆるやかに登っていき、御田ヶ原分岐までいったん下ります。

御田ヶ原分岐。鞍部から八丁坂へ。少し急になっていきます

背丈のある固有種のチョウカイアザミ

八丁坂を登りきって七五三掛(しめかけ)へ。そこから木道を登っていきます

しばらく行くと分岐があり、旧道と新道に分かれています。

道案内のままに新道を進み、さらにまた分岐がありましたが

深く考えずに外輪山の方へと進みました

外輪山の端っこから山頂を見ます

文殊岳に到着。11時

さらに外輪山をぐるりと登っていきます。石仏もあり霊山の趣き

ああ、山頂までどんだけ遠いんや

梯子なんかもあり

固有種のチョウカイフスマ

七高山にやっときた。12時

わい「5時間のコースタイムやのになんかすごく時間かかってんるんやけど」

びす「わいはんそれ登りだけの時間や!」

わい「えっ」

と、いつものやり取り。そやけど、本当は外輪山を廻るつもりはなく、予定では9時間。

でも外輪山きちゃったから、うーん、先が読めんぞ。読めんぞおお

その後、七高山から御室小屋に向かうも雪渓が邪魔して遠回り。

さらに小屋裏手から新山へのペンキマークが雪渓で隠れていて途中からルートミス。

新山ドームで右往左往。

急がばまわれってやつですよ

やっと着いたああーー!!山頂13時。狭い山頂で弁当をかきこむ

御室小屋に下りてきた。アジア、欧米、そして関西、色々な国からここに集い、

また別々の場所へ分かれる

さようなら。今度は谷沿いを下っていく

雪渓を3回ほど渡ります

七五三掛(しめかけ)へ下っていく

賽の河原に下っていく

チングルマ

登山口に16:20着。8時間と少しかかりました。

天気は曇り。遠望はありませんが、風はほとんどなくそして暑さも感じず快適。

結果的にコースタイムを短縮できたかと。

天候が悪いと独立峰ゆえ相当荒れると聞きますので運がよかったんだと思います。

初日にして充実しすぎた内容。東北恐るべし…

 

翌日の秋田駒ヶ岳に備えて象潟の道の駅でさっさと就寝!

 

 


東北へ

2017-08-17 | 山のはなし
7月下旬に秋田県、岩手県の山々を登る旅に行ってきました。
福井県の敦賀から出ているフェリーで秋田港まで行き、
山々を巡り、またフェリーで帰るという計画でいきました。

フェリーでぐっすり寝て、あくる日の早朝には鳥海山鉾立登山口を出発して
9時間歩くことができる。効率的に老いをカバーや!


週一で就航している苫小牧行きのフェリーに乗るためにやってきた敦賀新港フェリーターミナル。
お盆前だからか利用客は少なかったです


「ゆうかり」号。新潟と秋田を経由して苫小牧まで行けるわけです


乗船まで時間があるので付近を散歩。海釣り公園になっていて家族連れやらで盛況。
と、そこへぬこさんキター


餌ないんかい!しゃーないけど写真とらせたろ


超リラックスやで


初日のトピックはこれくらい。さて、一晩寝て明日は鳥海山やで!