ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

高取城跡 高取山

2014-04-14 | 山のはなし
4月6日(日)は奈良県の高取山に行ってきました。

Kさんのだんなさんがお花見弁当を作ってきてくれるというので
張り切って出かけましたが行きの電車の中で雨が降り出しました。
晴れたりみぞれが降ってきたり雷が鳴ったりと
不安定な天候でしたが、高取山にある日本一といわれる山城跡の
高取城跡は素晴らしいし、壺坂寺の桜も満開で
騒々しくなくて静かで奈良はやっぱりいいなあ、と思った一日でした。


今回も近鉄の「てくてくまっぷ」を頼りに歩きました。
近鉄・壺坂山駅からスタートし、城下町の土佐町を歩いていきます。
お屋敷が残る風情ある町並みを、傘をさして歩いていきます。


ざっと雨が降った後に日がさした瞬間、振り返ると
葛城・金剛山が冠雪していました。


土佐町を抜けて登山道となり、しばらく登ると猿石がありました。
明日香から運ばれたとか。


城の石垣が出てきて、はじめはさほど高さもなく「ふーん」と
眺めているだけでしたが、登るごとに次々と規模のでかい城壁が現れ
気が付いたら周りを城壁にすっかり囲まれている状態となります。


奈良の里山は大和王朝や飛鳥時代のイメージが強くて
このようなちょっと血なまぐささを低山で感じ取ったことに驚きました。
一体どんな外敵から守るためにこのような堅牢な石垣を組んだのかと思いますよね。






じゃーん。Kさんのだんなさん、奥様共作のお花見弁当です。
わいはんも少しは爪の垢を…と、わいはんをみると
弁当を食べながらがくがく震えてる!カッパ着ろよなー。


お弁当を食べ終わり下山しようかとしていた矢先にみぞれが降り出しました。
雷も鳴ってる!
とにかく寒いので速足で下山します。
それでもお昼の時間に合わせて次々と登ってこられます。


五百羅漢の石仏。これは圧巻。薄暗い山中に溶け込んでいて
最初はわからなかったのですが、よく見ると岩に刻まれた様々な顔、顔、顔。


途中、車道に出てきて間もなく壺坂寺に出てきます。
町の方は晴れているようですが、またみぞれが降ってきたー。




そしてまたみぞれが止み晴れた空に、壺坂寺の桜。
壺坂寺からは車道を歩き、また土佐町に戻り、壺阪山駅へと戻ります。
全行程5時間半ぐらいだったかな。盛り沢山なコースでした。
すぐ近くに明日香村があるからか、隠れスポットのような所でしたが
この静けさはいつまでも保っていてほしいなー。