ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

検証・人はいきなり3,000mに立つとどうなるのか

2008-06-30 | 山のはなし


治験者
本人はフツーだと思っている普通の女子二名

内容
一日目 広河原~大樺沢右俣~肩ノ小屋~北岳~肩ノ小屋テント泊
二日目 肩ノ小屋~草スベリ~白根御池小屋~広河原

天候
一日目 曇り時々晴れ後雨
二日目 雨


サクラ…?この他、ショウジョウバカマ、サンカヨウ、キバナノコマノツメ
イワカガミ、シナノキンバイ、エトセトラエトセトラ。
目覚めたばかりの大自然がたまらないっす


よっしゃー!長い登りを終えて尾根に乗っかったぜ。もうすぐ肩ノ小屋です


紫白黄。自然が生み出す配色の美しさよ


ここで小休止。
夏越祓の水無月と東北産のあまーいさくらんぼでお茶します

この後、突然厚い雲が切れて富士山が現れ、うたた寝しているまきくまさんを叩き起こす


3,000mをうろちょろ。だけど現実感がありません
北岳山頂から間ノ岳を見る。赤い屋根は北岳山荘


これはチョウノスケソウ


これはハクサンイチゲ



……以上。
以上ですよ。




結果
人はいきなり3,000mに立つと
前日までおかゆ生活だったのになぜかドカ食い
雨と強風がテントを激しく揺さぶっても朝まで熟睡
雨でテントの中が水たまりになっても朝まで熟睡
キタダケソウってなに?

長い冬から目覚めたばかりの大自然に
梅雨時の3,000m峰にテント担いで登る山好き(モノ好き)に
か ん ぱ い !

沙羅双樹の花の色

2008-06-22 | 日常のたわごと

今週末も雨模様。
この雨で高山の融雪が進み、
可愛いお花がコンニチハ!している画を想像すると
この時季は雨でもしょうがないか、という気になります。
でも災害はいやですね…。

雨上等、また散歩に行ってきました。


なんか、こうじっくりみると造花みたい……


庭園は小宇宙


沙羅双樹はまだ蕾多く


というわけで、今週末は妙心寺でした


老松の「夏柑糖」を買って帰って

今度は溶けへんかったじょ。寒天やからね。
ふるふる、うまー

夏の花

2008-06-15 | 日常のたわごと

まいどー。
6月は修学旅行シーズンなんですかね。
最近なんやえらいタクシーが旅館前に列作ってるんやけど。

そんな光景を毎朝見たり
明日香村で自転車に乗って楽しそうにしている中学生を見たり
そんなのが重なって
久しぶりに寺めぐりをしたくなってきた。


勧修寺(かじゅうじ)。いずれがアヤメかカキツバタ


同じく勧修寺の睡蓮。なんか艶かしいんですよね、この花

勧修寺では一眼カメラ所持率90%(びすこ調べ)。
みなさんいいカメラをお持ちで。


場所を移して三室戸寺。あじさいいっぱい、人もいっぱい

人多すぎてひとりで歩いているのがなんや苦痛になってきた。
帰ろかなと思っていたところに
ちょうど宇治行きのバスがきたので
近くの超メジャースポットにも行くことにする。


さらに移動して平等院。鳳凰堂に入るのに1時間待ちって…。
阿弥陀如来は見られなかったが鳳翔館にて雲中供養菩薩像に萌える

暑くて疲れたぞー。ふー。
中村藤吉カフェの生茶ゼリーを買って帰って出してみたら
……溶けてるやん。


追伸

皆様、雑誌連載の件では色々と温かいコメントやメールを
いただきありがとうございました。

最後にひとこと。
励みになっているのはわたしの方です。

お知らせ。

2008-06-11 | 山のはなし

6月12日発売の「野性時代」7月号から
連載を書かせて頂くことになりました。

以前、同誌にエッセイを依頼された時からのご縁で、
今回の連載という信じられない展開になったのですが
モノを表現するということに関して素人の私は、
最初はとってもとまどいました。

だけど、素人だからこそ

肩の力を抜いて山のことを書きました。
肩の力が入りそうになったら首をぐるぐるまわして書きました。
もし、読んで頂く機会があればその時は
肩の力を抜いて読んでくだされば幸いです。

初回はGWに行った大峰山脈を那智の海岸まで歩いたお話しです。
サイトの方にも時期がきたら掲載します。
「登山」を知らない読者の方々を考慮して、例えば、
水場だとか交通機関だとか細かい情報は省略しているので、
サイト掲載時には加筆するつもりです。

……、
とかなんとかしていたら、
サイトのアップはいままでよりも早くなりそうな予感。
のらりくらりと一年前の山行を平気でアップしたりしていたからなー。
わっはっはっ。

ということで。
「野性時代」はアウトドアのコーナーに行っても見つかりません。
まさかの文芸誌のコーナーです。


いきなりマニアックなコースです

大峰の白い花たち

2008-06-07 | 山のはなし



今年は、ちょっと花弁が小さいみたい。
でも、雨にうたれてもけなげに咲いていました。



朽ちた木の株。今は苔のすみか。



まだ固いつぼみの草橘。



バイケイソウの奥駈道。空気が緑色に染まります。



花の命は短くて。シロヤシオ、大峰に散る。



和名「更紗灯台」。更紗染めの和風美人。



今回のお山の場所はこちら



奈良県 大峰山系 行者還岳
行者還トンネル西口~奥駈道~行者還岳 往復



おまけ



「ザ・トンネル」の豚骨ラーメンと餃子