ビスタ~リ通信

山のこと日常のことを、思いつくままに。

7月29日 折立~薬師峠~薬師岳往復

2014-08-17 | 山のはなし
今年の夏休みは黒部源流域の山旅です。
2009年の夏に4日間ずーっと雨にやられたエリアであり、
その雪辱を果たそうとするわいはんと、
私の案は却下された挙句、何度も行っているエリアにまたか、と
若干テキトー気味な私なのでありました。

7月29日(火)折立~薬師峠~薬師岳往復~薬師峠キャンプ場
7月30日(水)薬師峠~北ノ俣岳~黒部五郎岳~黒部五郎小舎キャンプ場
7月31日(木)黒部五郎小舎~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶小屋
8月1日(金)水晶小屋~水晶岳(黒岳)~赤牛岳~奥黒部ヒュッテキャンプ場
8月2日(土)奥黒部ヒュッテ~平ノ渡場~黒部ダム


一日目に薬師岳を往復したいので、夜行バスで寝不足の体に鞭うち
キャンプ場まではサクサク歩かなくてはいけません。
折立へは、富山駅から直通バスを利用したのですが、
もともと富山駅発6:20で予約していました。
ところが、夜行バスが予定より早く着き、直通バス乗り場に行くと、
停車していた1本早い5:40発に乗せて頂くことになりました。
折立登山口に7:40着で、8時ごろ出発。
これはもういかなあかんやろって状況になってしまいました。


展望がひらけてきました。カンカン照りなのに涼しいわー。
夏の低山での登山と、高山での縦走とどっちがしんどいやろ。


周りの景色はいつしか高原ふう。あ、高原かー。本物。あまり普段見ない爽やか過ぎる景色にタジタジ。


薬師岳。遠っ。一応、これから往復する予定…


太郎平小屋に到着ですよー。12時着。まあまあの時間なので薬師岳往復はなんとかできそう。


太郎平小屋で登山計画書を提出すると、計画を意外と入念にチェックされ、
この計画じゃダメです、って計画書をつき帰されないかと、受付前でしばしひやひやする。
ダメだしは食らわなかったけれど、3日目の水晶小屋は予約をしてください、と言われました。アウトー。
小屋の周辺で予約の受付先の三俣山荘に連絡ができますよー(※ただし茸に限る)って。
いや、残念ながら禿なんすけどね。まっ、なんとかなるやろ。


薬師峠に向かいます。木道を歩いて少し下ったところです。
テントの受付は現地の管理棟でお願いします、とのことでした。


テントを張って、雨具、飲料水、地図、行動食を持って出発。
若干雪が残る登山道でした。


スゴ乗越小屋→薬師岳→薬師峠を歩いたときはやたら長く感じたくだり道も
荷物が少ないとすごいラク!!


雪渓の近くにあったお花畑。


薬師岳山荘。あろうことか、入れたはずの水筒が無い!
不思議なことに、水が無いとわかったとたん、のどの渇きを体が強く訴えやがる。
しょうがないので小屋でポカリ(650円)購入。
わいはんに値段を言うと、650えん!?650えん!?って2度も連呼すなやー。
だいたいやな、あんさんに渡したはずなんやけどな、水筒。


小屋からはジグザグにつけられた瓦礫の登山道をたんたんと登っていきます。
このあたりから息がはっはっと小刻みになります。


ケルン到着。山頂はもうちょっと先でした。


ほとんど高低差のない道ですが、結構きついです。


カールが見えてきました。


14時半ごろ、薬師岳山頂到着です。なんとか登頂できて一日目のミッションを終えひと安心です。
で、ダメもとで携帯の電源をつけましたら、アンテナが立ちました。
あらかじめメモっておいた三俣山荘の携帯の番号にかけ、
水晶小屋の予約を取ることができました。
3日目の寝床の確保という2つ目のミッションも完遂し
あたかも縦走を完遂した気になりかけましたが、ところがどっこい。


さ、キャンプ場まで下りましょう。


雪渓のお花畑と山頂。




16時半ごろ、キャンプ場に帰ってきました。


2分でゆで上がる○・マーのスパゲティとガッテン流の水パスタの合わせ技で見事に失敗。
ぶにゃぶにゃの麺になりました。まっずー。