Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

クイズ感覚、ゲーム感覚(3)

2021年03月30日 06時30分47秒 | Weblog
東大合格者40年連続1位の開成高校 官僚になぜ、出身者が多いのか? OB「官僚向きの人を選抜」〈週刊朝日〉
 「開成は組織的で集団が好きと言われますが、一部は当たっています。下町の学校ゆえ、サラリーマン、商店の子弟が多く、ハングリーさがあり、自分が良ければいいではなく、みんなで日本をどうにかするという大きな志を抱いています。そんな開成のカラーが大好きでした。個人が際立つ麻布との違いでしょうか。麻布とは勉強でも遊びでもよくケンカしました
 「開成に入学すると、初日から理不尽なことを言う先輩がやってきます。自分たちが上級生になれば、後輩にも同じことをします。ここでタテの関係ができる。同時に同級生というヨコの存在も築かれ、タテヨコいずれも『あいつは成績優秀』というより『あいつはいいヤツ』が評価基準となって深く付き合い、それが卒業後も続くのです。いまでもすぐ飲みに行ける仲間は100人います。それぐらいみんな開成愛が強く、仲間を大切にして助け合います

 「クイズ感覚、ゲーム感覚」で受験・就職を乗り切った”エリート”の内面を知れば知るほど、危機意識も強まるのではないかと思う。
 というのも、この種の集団志向・集団思考は、かつての陸軍などで見られたものと基本的には同じだからである。

歪んだエリートを生む? 官僚の「非合理」な新人教育とは
 「筆者がいた外務省に劣らぬくらい、財務省も独自のローカル・ルールが幅をきかす「不思議の国」のようだ。この種の理不尽さは、旧陸軍の内務班での「新兵いびり」につながるものがある。「鍛える」という類の過度に非合理な新人教育からは、歪んだエリートしか生まれないと思う。

 抜きんでた「クイズ感覚、ゲーム感覚」を備え、かつ「新兵いびり」を経た”エリート”は、かつての陸軍士官学校卒の”エリート”、例えば牟田口廉也のようになってしまいかねないのである。

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