Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

肘打ち奏法

2024年05月07日 06時30分00秒 | Weblog
曲目「ジャズピアニスト 山下洋輔が、ラヴェルのボレロなど、テーマ「ORIGINES」にちなんだ楽曲をモチーフに贈る、唯一無二のスペシャル公演!

 最終日は、昼は前から別の予定が入っており、夜のプログラムしか行けなかったのだが、ホールAの「ミチヨシ&山根VS伊福部の伝説、再び!」とどちらを取るかで迷った。
 今年いっぱいで引退を宣言しているミチヨシ先生の伊福部作品は、おそらくこれが最後だろう。
 かといって、山下さんの年齢(82歳)を考えると、こちらの生演奏を今聴いておきたいという気持ちも強い・・・。
 というわけで、私はホールCの山下さんの方を選んだ(ミチヨシ先生は夏のコンサートのチケットを買っているのでまだ聴ける)。
 とはいえ、公表されている曲目は「ボレロ」だけであり、他の曲目は当日発表されるという、破天荒な構成である。
 セットリスト(但し、私の記憶による)は、

・バッハ:無伴奏チェロ組曲第1番~プレリュード
・ガーシュイン:サマータイム
・山下洋輔:グガン
・作曲者不明:船場山(あんたがたどこさ)
・ラヴェル:ボレロ
<アンコール>ジョゼフ・コズマ:枯れ葉

だったが、全て山下さんによる即興演奏が入る(というか、半分以上そうかもしれない)。
 いちばん”破天荒”だったのは「ボレロ」で、ラストでは例の「肘打ち」奏法が3,4回見られた。
 さすがに私も、この演奏スタイルを生で観たことはない。
 ピアノの機種を確認するのを失念したが、遠目からは、スタインウェイ(時価約2000万円)ではなさそうに見えた。
 「肘打ち」は、言うまでもなくピアノ(弦も鍵盤も)を破壊してしまう危険性が高いため、主催者側としては、壊れても大丈夫なピアノを用意しておく必要があるだろう。
 うん、これは大満足!
コメント
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