Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

競争的集団

2020年05月13日 07時14分07秒 | Weblog
モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
 「たとえば学校のように、個人が競争関係にある集団ではどんな集団にもモラル・ハラスメントが存在する。」(p315)
 
 頻繁に引用して恐縮だが、この本を読んでいて、「学校」がモラル・ハラスメントの温床の一つであることを再認識した。
 フランスだけでなく、日本の学校も競争をあおりがちだと思う。
 私の出身高校では、相当えげつないやり方をとっていた。
 それは、テストのたびに、上位100人くらいの名前と点数を職員室の前に貼り出し、かつ、個人の成績表を保護者に郵送するというものである。
 こういう文化になじんでしまうと、モラル・ハラスメントに鈍感になってしまいかねず、社会に出てからもモラル・ハラスメントに気付かず、場合によっては加害者になってしまう可能性もあるだろう。
 また、集団志向・思考の、自分でものを考えない人間を生み出すおそれが大きい。
 不必要に競争をあおる制度はなくして欲しいものである。
 
 

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